税理士など士業と呼ばれる専門家に依頼する際の考え方をお伝えします。
ここで1つ例え話をします。あなたは社長で従業員におつかいを頼み、会社から取引先まで向かってもらうとします。 条件として、使える交通手段は「徒歩」か「タクシー」のどちらかと、従業員の時給は1000円です。「徒歩」の場合、時間にすると往復2時間、「タクシー」の場合だと往復15分で着くが、乗車料を1750円払うものとします。
このような場合、あなたは交通手段としてどちらを選びますか?その理由は何ですか?
ここでお伝えしたかったことは費用と時間の関係です。
上記の場合の費用は「徒歩」の場合、乗車料は0円ですが、人件費として2時間分の2,000円がかかっています。反対に「タクシー」の場合、人件費は15分の250円ですが乗車料は1,750円の合計2,000円です。
この「徒歩」「タクシー」ではどちらとも費用は変らないので、どちらでもいいのでは?と思われた方にお伝えしたいのが、「時間の感覚」です。時間は有限であって、無限はないです。
「タクシー」で移動する場合、往復の時間は15分で「徒歩」で移動する場合する場合と比べ、1時間45分の時間のロスがあります。これを費用で置き換えたときには1750円の目に見えない費用が発生しており、「タクシー」移動の場合、1時間45分の時間を本来の従業員が持っている時間に充てれます。
これを税理士など士業と呼ばれているプロに依頼をする場合、代わりにあなたの会社の従業員やあなた自身が税務などをおこなうことを考えたとき、月額の顧問料は安すぎるくらいと考えるべきだと思います。
時間を有効活用し、本来やらなければならない、業務をおこなう為にも、時間をお金で買うということを考えてみてはいかがでしょうか。