東京都が1月27日~2月2日に行ったテレワーク実施状況調査によると、都内企業(従業員30人以上)のテレワークの導入率は63.5%に上り、緊急事態宣言直後の1月7日~15日に調査した57.1%に比べて6.4ポイント上昇しました。前回の緊急事態宣言後の2020年4月調査の62.7%をも上回り、調査開始以来、最高の導入率となりました。
従業員規模別の導入率は、300人以上(91社)が85.7%、100-299人(105社)が64.8%、30-99人(240社)が54.6%となり、従業員数が100人未満の企業でも過半数に上ってます。緊急事態措置期間中の実施回数は、週5日が26.1%、週4日が15.9%、週3日が15.6%、週2日が18.1%、週1日が24.3%で、週3日以上の実施が6割近くを占めています。
東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県は、2月8日から3月7日までの緊急事態措置期間中を「1都3県テレワーク集中実施期間」として設定し、「出勤者数の7割削減」を目標に、企業にテレワークの実施を強く要請しています。