東京都は、脱炭素化社会の実現に向けた取り組みの一環として、昨年11月に設立されたファンド・オブ・ファンズ(FoF)「脱炭素化ベンチャー支援ファンド・オブ・ファンズ投資事業有限責任組合」に60億円を出資した。同組合の運営事業者であるMCPアセット・マネジメントが出資する分と合わせて60億6000万円をファンド総額とし、今後3年間で少なくとも4以上の脱炭素化をテーマとしたベンチャーキャピタル(VC)ファンドに出資する予定。
FoFは複数のファンドに投資するファンドで、MCPアセット・マネジメントが無限責任組合員として運営し、都は有限責任組合員として出資。存続期間は2038年2月28日まで。FoFから出資を受けるVCファンドは、カーボンニュートラル達成への貢献が期待できるベンチャー企業を支援することとなる。