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経済産業省は、「新技術等実証制度」(規制のサンドボックス制度)を活用した取り組みを知ってもらうため、アプリで時間と受け取り場所を指定し、完全無人・非接触でスペシャルティコーヒーを受け取ることができるAIカフェロボット「root C(ルートシー)」を省内に設置した。設置期間は8月31日まで。
「規制のサンドボックス制度」は、参加者や期間を限定するなどして既存の規制の適用を受けることなく実証を行う制度。実証から得られたデータなどを活用し、規制の見直しにつなげる。この制度を活用して東京都江東区のスタートアップ企業、New Innovationsが運営する「root C」の実用性を確認する。
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「root C」は、食品衛生責任者や従事者が常駐していない形で、牛乳を使用したカフェラテなどの飲料を提供する新しい形の自動販売機。「Robotics×無人店舗×コーヒー」をコンセプトにしている。実証では、品質管理機能による常時の管理、遠隔からの監視、定期的な人の手による清掃などのメンテナンス体制について、食品衛生法に基づいた衛生管理が確保できているかなどを検証する。
「規制のサンドボックス制度」で、食品衛生法分野での飲食店営業の無人店舗に関する実証計画を認定するのは今回が初めて。経済産業省は、スタートアップのサービスを実際に活用しながら必要な支援策の検討につなげていく。