中小機構は、スタートアップの成長加速化を支援するアクセラレーション事業「FASTAR」の今年度支援先企業の公募(第10期)を10月2日から開始する。詳細は公募開始日の10月2日にあらためて発表する。
「FASTAR」はIPOやM&Aを視野に、ユニコーン企業や地域有力ベンチャーを目指すスタートアップや個人に対し、資金調達や業務提携に向けて成長の加速化を支援する事業。2019年度からこれまで計9回の募集を実施し、医療やバイオテクノロジー、ヘルスケア、メカ・ロボティクス、AI分野などで成長を目指す106社を採択している。
支援先に対しては、中小機構の専門家が専任メンターとして、事業戦略や経営課題解決のためメンタリングを約1年間継続的に行い、事業計画のブラッシュアップに向けて伴走支援を実施。そのほか、VCや大企業へのピッチ機会の提供や個別のマッチングなどで、資金調達や事業提携の機会を創出する。これまでに累計で約60億円の資金調達の実績が出ている。