起業・開業しやすい仕事についてご紹介

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起業・開業をして成功すれば高収入を得られることも、魅力の一つでしょう。しかし、失敗すれば大きな損失がでるだけでなく、無収入になるリスクもあります。その為、起業・開業するときには慎重に事業を選ぶことが大切です。ほとんどの人が今までの経験がある業種・職種で起業・開業します。ビジネスには絶対はないですが、当然リスクを少しでも抑えて、軌道に乗りやすい仕事での起業・開業を目指すかと思います。

今回は、起業・開業しやすい仕事についてご紹介していきます。

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日本の起業・開業の状況

中小企業庁が公開している起業状況統計データによると、国内で新たに開業される事業には業種の偏りがあります。他業種と比べて開業率が高いのは、情報通信業、医療・福祉、飲食店・宿泊業などです。次いで金融・保険業が多くなっています。年々、情報通信業が増加しており、初期投資も必要で運営するだけで費用がかかる飲食店・宿泊業の廃業率の多いという結果になっています。

起業・開業しやすい業種・職種の共通点とは?

前述のデータでは、医療・福祉、飲食店・宿泊業などが多いですが、リスクをある程度回避したい状況での起業・開業しやすい仕事の共通点は以下になります。

・初期費用を抑えられる
・利益率が高い
・リピーターを囲える
・場所を必要としない
・ノウハウが提供される
・市場のニーズがある

飲食店は実際のデータでも開業率が高い業種ですが、物件・内外装・仕入などの初期費用の費用が多く発生し、場所が必要になります。リスクのある飲食店は他業種と比べても廃業率が高い仕事です。

起業・開業しやすい仕事とは?

では実際に起業・開業しやすい仕事は何でしょうか?一般的にある程度リスクがなく起業・開業しやすい仕事についてご紹介します。

・専門家
・コンサルティング
・スクール関連
・技術関連
・販売支援関連
・代行サービス
・フランチャイズ

専門家

弁護士、公認会計士、税理士、社会労務士、行政書士、司法書士などの専門家は、業務独占資格で、資格を持っている人しか業務を行えません。資格さえ取得していれば起業・開業しやすい仕事です。但し、現状日本にはこれらの資格を持った方が多くいますので、独自性や集客をする必要があります。但し、場所はどこでも行え、基本的に毎月の顧問費用として契約しますので、軌道に乗れば永続的に事業を行うことが出来ます。

コンサルティング

コンサルティング関連の仕事は起業・開業がしやすいです。コンサルティング業は顧客に対して、専門知識を活用し顧客の状況を認識し問題点を分析、改善・対策案を立てるといった業種です。

一般的に経営コンサルティングが有名ですが、他にも様々な種類のコンサルティングがあります。コンサルティング関連は、開業資金を抑えて、利益率が高い仕事です。自分の経験が誰かにとって価値がある時、コンサルティングとして仕事を始めることができます。お金をかけずに独立開業することができるので、ハードルは低いですが、参入障壁は低いので、次々とライバル、同業他社が出てくるのがデメリットです。

販売・会計・財務・マーケティングなど経営に関する専門的な知識を持つ、国が認める経営コンサルタントである「中小企業診断士」の資格を持っていればなお良いでしょう。

スクール関連

料理教室、英会話教室、学習塾な、インストラクターなど、専門的な知識があり、教える技術があれば起業・開業しやすい仕事です。必ずしも店舗が必要ではありませんので、初期費用を抑えることができやすい点でも挑戦がしやすいです。

技術関連

プログラマー、システムエンジニア、デザイナーなど、経験や技術を武器とする起業・開業ビジネスです。プログラマー、システムエンジニア、デザイナーなどは起業・開業の際には、初期費用を抑えることができ、場所を必要としなく、スキルがあれば利益率の高い仕事です。

特にITエンジニアは日本国内で不足している人材に挙げられます。フリーランスとして起業・開業する方も多いです。

販売支援関連

保険代理店、広告代理事業、販売代理店など、代理や代行してできる仕事も起業・開業しやすいです。営業力や企画力が必要となってきますが、経験している業種であればそれを活かして始めやすいでしょう。

そして、フリーランスで多いのはコピーライターです。パソコンやスマートフォンがあればどこでも働けるので資本金もコストもかからずに、自由に働くことが出来るコピーライターは起業・開業しやすい仕事といえます。その他、節約・節税・投資運用・不動産・相続承継など人生に関わるお金の相談を請け負う専門家であるファイナンシャルプランナーの資格を持っていればなお良いでしょう。

代行サービス

自分でできるけど、面倒なことは沢山あります。お金を払って代行をしてもらいたいという需要があります。細かい代行を複数行う事で、収益の安定化を図る事ができます。例えば、運転代行、家事代行、営業代行などが挙げられます。1人で始める事ができ、開業資金が大きくかからないといったメリットはありますが、逆に雇用が難しく、大きく儲ける事は難しくなります。

最近では退職代行や宿題代行など、これが仕事になるのかというようなものもありますが、実際にテレビにも紹介されビジネスとして成り立っています。キーワードは、常識では考えられない、純粋にめんどくさいなと思うものや代わりにやってもらえると助かるものでしょうか。

フランチャイズ

初期費用は多額になりますが、ノウハウが提供される代表的な仕事がフランチャイズです。

フランチャイズとは、本部に加盟して一定のロイヤリティを支払う代わりに、商標の使用ができたり商品、サービスを販売する権利が得られたりするビジネスの仕組みを指します。代表的なのはコンビニエンスストアやお弁当屋です。フランチャイズ経営を行うのであれば、事業説明会に参加したり、個別面談をしたり、資料を集めたりして、信頼できるところを選ぶことが重要です。

時代の流れに乗った事業は上手くいかない!?

最近では、タピオカ店やブロガー、Youtuberなどがトレンドですが、流行廃りで事業を行うのは危険です。いつ流行らなくなるか分かりませんし、特に経験がない業種で起業・開業するのは不測の事態になった時のリカバリー方法が分からない分、リスクでしかありません。

資金のかかる起業・開業は始めるまでも大変ですし、リスクも大きいので、もし事業として行いたいのであれば、その会社に入社して経験する、副業として始める、など一度経験して感触を得てから事業化する検討をするといいでしょう。

まとめ

経験や資格があるからといって、起業・開業してすぐに稼げるものでもありません。安定して顧客を掴むためには、知識や技術を磨き、他の人、会社や事務所ではできない強み、アピールポイントを持つことが大切です。まずはリサーチをして、事業計画書を作ってみてから本当に起業・開業してもやっていけるかを判断しましょう。

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