テーラー/仕立屋(注文洋服店)での開業について解説

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当記事では、テーラー/仕立屋(注文洋服店)での開業について解説していきます。

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テーラーとは?特徴について

テーラーとは、顧客の注文に応じて紳士服や婦人服などを仕立て販売する事業者のことです。

テーラーが仕立てる洋服は、主に紳士・婦人用のスーツ、ジャケットやコートなどです。仕立て方法には、依頼者の要望に応じて生地を選び、デザインを一から作り上げる「オーダーメイド」のほか、数種類のパターンから服の仕様を選ぶ「イージーオーダー(パターンメイド)」がある。また、製法としては、手縫い職人がほとんどの工程を手で縫製する「ハンドメイド」、機械を使い製造する「機械縫製」があります。

オーダーメイドの作業工程は、①採寸②型づくり③裁断④仮縫い⑤調整⑥縫製という手順を踏みます。熟練した技術を必要とし、手間と時間を要するため、1着当たりの価格は高めで設定されます。オーダースーツの平均価格は、ハンドメイドでおおよそ20万円程度が相場です。また、イージーオーダーで機械縫製の場合は数万円からの仕立てが可能で、高級生地を使ったオーダーメイドの場合は100万円を超える場合があるなど、価格幅は大きいです。

開業タイプ

店舗型

一等立地や百貨店内などに店舗を構え、採寸と調整を店内で行い、型づくり、裁断、仮縫い、縫製を、作業所(工場)で行うタイプです。

無店舗型

作業所(工場)のみをもち、採寸、調整などの顧客対応は訪問形式で行うタイプです。その他、製造工程をどこまで自前でやるのかによってもタイプが分かれます。

全工程対応型

生地の仕入れから製造の全工程までを自社で行うタイプであり、カスタムテーラー(ビスポークテーラー)とも呼ばれています。熟練した職人を自社で抱えることになり、人件費が多くかかりますが、パターンメイドや一部機械縫製の導入などでコストダウンを図っているところもあります。

一部工程外注型

製造工程のうち一部を外注するタイプです。特に熟練技術を要する縫製工程を外注するタイプが多いです。このタイプでは、経営者は営業活動に専念することができると同時に、熟練職人の雇用コストの削減にもつながります。

その他

その他の方法として、訪問販売やネット通販などありますが、最初からネット通販で始めてしまうとさまざまな施策を打つ必要があり、時間も費用もかかってしまうので、顧客をある程度抱えてから検討しましょう。

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必要手続き

一般の開業手続きとして、個人であれば税務署への開業手続き等、法人であれば、必要に応じて、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災保険関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きをします。

オリジナリティが重要!?

新規顧客獲得も重要ですが、最も大切なのがリピート客の囲い込みです。そして見込み客に忘れられないお店のオリジナリティが大事です。競合である量販店などの販売員にはわからないような情報をメールマガジンやDMの送付、SNSなどで情報を提供し、顧客の囲い込みをしていきましょう。

繁忙期

オーダー服の注文量は季節変動が大きいです。特に入学・入社シーズンの前月(3月)や、冬に入る前(秋口)頃に注文が増えます。繁忙期前に、キャンペーンの案内を出し、生地の仕入、必要に応じて人員補充の手配もしておかなければなりません。生地に関しては、生地専門の卸売業者から取り寄せるのが一般的です。

まとめ

テーラーには、仕立ての技術力だけでなく、センスの良さや顧客に似合うデザイン、好みの生地などを見極める目利きの力も求められます。起業・開業を検討している方はまずは専門店などでの経験をし、スキルや販路などを開拓してから検討しましょう。

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