ネットショップで起業してみたい方、ECサイトやとりまく現状についてご存知ですか?
インターネットを通じての販売、電子商取引の市場は年々拡大しています。
ここ数年は、海外向け販売の「越境EC」市場も急成長しており、EC業界に注目が集まっています。
今回はECにまつわる基礎知識をご紹介します!
※この記事を書いている起業のミカタを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
目次
EC市場はどうなっているのか?
急成長するEC市場
少し前までインターネット上で買い物をすることは「危ない」「不安」というイメージもありましたが、いつの間にかあっという間に洋服や日用品、生鮮食品までもごく自然にインターネットで購入するようになりました。
EC市場の急成長は、2016年発表の経済産業省のデータも証明しています。
BtoC、BtoBともに右肩上がりで、2020年には小売全体の約15%がECによる買い物になるとも言われています。
ポイントは越境ECとCtoC
海外向け販売の越境ECは、2020年には越境ECのみで約100兆円に達すると言われるほど急成長しています。
特に、東京オリンピックもあり日本への注目が高まっている今、特メイドインジャパンの商品は越境ECでも人気商品となっています。
2012年頃から盛んになったメルカリなどのフリマアプリやハンドメイドアプリの台頭によって、CtoC市場も成長しています。
今ECサイトをはじめるなら越境EC!
盛り上がりを見せるEC市場ですが、これからはじめるならやはり越境ECがおすすめです。国内人口が減り続け高齢化が進んでいることや、東京オリンピックで日本製品への注目が更に高まっているいま、質の高いメイドインジャパン商品を海外向けに販売することがEC市場のひとつのトレンドになっています。
外国人観光客や外国人労働者も年々増加している今、日本語のみのサイトではなく英語や中国語など多言語対応したサイトはやはり人気になりやすいでしょう。
ECサイトの種類とメリット・デメリット
モール型
楽天市場、Amazon、Yahooショッピングなどに出店すること
メリット
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・ショップのデザインなど雛形が用意されており、サイトをはじめるのが比較的かんたん
・既に知名度のあるモールに出店すれば、集客に繋がりやすく、モール自体のキャンペーンなども利用できる
・モールからサポートが受けられる場合も
・モールの知名度により信頼を得やすい
デメリット
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・数多くの店舗がモールには存在するため、見落とされてしまう可能性もある
・デザインや機能がモールのものなので、モール上の他サイトとの差別化が難しい
・出店料や手数料が高い
独自型
インターネット上に独自のECサイトを持つこと
メリット
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・雛形のあるモールと違い、独自のブランディングがしやすい
・独自デザインで世界観を表現できる
・出店料などが抑えられる
デメリット
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・作るだけでは集客出来ないので、自分で広告を設定したりする必要がある
・独自でデザインから構築する必要がある
ECサイトはターゲットが重要!
モールに出店するのが良いのか、独自で構築するのが良いのか迷いますよね。
それを決めるには「誰に 何を買ってほしいのか」を明確にすること!
ターゲットが決まればサイトのコンセプトも決まってきます。
ターゲット層がAmazonや楽天をよく見るのか、自分でインターネットで検索して探したりするのか、
モールか独自かも、ターゲットが決まれば決めやすいですよね。
ここはじっくり時間をかけて明確にしていきましょう。
起業家には独自型がおすすめ
モールは集客力や知名度がありますが、出店料が高いので起業したての場合継続しづらい場合もあります。
その点独自型ならモール出店よりコストが抑えられ、独自性も出しやすいため起業家の方にもおすすめといえます。
おすすめのECサイトCMS3選
1.BASE
無料でとにかく簡単にネットショップを開きたいならBASE
特徴
-
・初期費用・月額費用:無料
・独自ドメイン:設定可
・決済種類:クレジットカード決済、コンビニ(Pay-easy)決済、銀行振込決済、後払い決済、キャリア決済対応
・登録商品数:無制限
・商品のCSV登録:不可
・海外対応:アプリにより英語のみ自動対応と30以上の通貨に対応
・テンプレート:有料のものでも30程 公式無料テーマはない
メリット
初心者向けなのでとにかく簡単
デメリット
デザイン編集は有料
越境ECには向いていない(送料設定が出来ず、海外発行のクレジットカード決済は不可)
2.EC-CUBE
国内事例が多く安心感のあるネットショップならEC-CUBE
特徴
-
・初期費用・月額費用:オープンソースなので基本使用料が無料
・独自ドメイン:設定可
・決済種類:クレジットカード決済、コンビニ(Pay-easy)決済、銀行振込決済、後払い決済、キャリア決済対応
・登録商品数:あり
・商品のCSV登録:可
・海外対応:海外対応版を使用する必要がある
・テンプレート:無料あり、有料も50程あるが10万円以上と高い
メリット
日本製のため英語が苦手な方にも安心、情報共有コミュニティがある
デメリット
コミュニティでしか質問できない(提供元の会社からのサポートはなし)
ワンストップで越境EC対応はできない
3.Shopify
柔軟なカスタマイズ性と越境ECならShopify
特徴
-
・初期費用・月額費用:初期費用無料、月額は3,000円ほどからプランが選べる
・独自ドメイン:設定可
・決済種類:クレジットカード決済、コンビニ(Pay-easy)決済、銀行振込決済、後払い決済、キャリア決済対応、PayPal対応など
・登録商品数:無制限
・商品のCSV登録:可
・海外対応:60以上の言語に対応
・テンプレート:公式で無料10、有料50以上(有料も2万円ほど)+テーマサイトでは5ドルからあり数百に及ぶ<
メリット
海外対応が簡単で、世界で使われているので拡張機能やテンプレートも豊富
デメリット
英語表記も多く、使うにはコツも必要
ECサイトのまとめ
ECサイトのサービスもそれぞれ特徴があります。どんなターゲットに向けてどんな商品を扱いたいのかによって使うべきサービスも変わってきます。頭を悩ませるところですが、ターゲット設計や企画が重要になってくるので、まずはじっくり時間を使ってご自身の商品とそのお客様、そしてそれに合ったサービスについて考えてみましょう!
ネットで売りたい商品があるけれど、何からはじめて良いかわからない・・
独自型でやりたいけれどどのサービスを使えば良いかわからない・・
売りたい商品のターゲットの決め方がわからない・・
ECサイトについてもっとお知りになりたい場合は、起業のミカタに是非ご相談ください。