代表者であれば、顧客から入金してもらう際に入金が確認できずにハラハラした経験がある方も多いのではないでしょうか。また、自分が銀行から振り込んだ際に相手方の振込入金がいつ確認できるかを知っておくことも便利です。本日入金の予定だったのが、明日になってしまったら顧客信用低下にもつながります。
今回は、銀行振込の入金が確認・反映される時間とタイミングについて解説していきます。
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振込されない(確認できない)場合とは?
当たり前の事ですが、振込時の入力情報に誤りがある場合はそもそも振込されません。入力情報とは、名義相違や振込情報(支店名、口座種類、口座番号等)になります。旧姓名義やご本人名義であってもアカウント登録名義と異なっている場合は他人名義扱いとなり、お客様のアカウントに反映することができません。
その他、金融機関によるシステムメンテナンスやトラブルなどでも振り込みされない、振り込みが確認できない場合がありますので、自分(自社)の取引金融機関の情報は確認しておきましょう。
店舗がある銀行の振込対応時間について
銀行の振込処理が行われる時間帯は、基本的には銀行の営業時間である平日の9時から15時になります。振込の方法としては銀行窓口、ATM、ネットからの3種類がありますが、窓口で15時ぎりぎりに振込をした際には、場合によっては当日着金とならず翌営業日扱いとなってしまう場合もありますので、早めに行う方が好ましいでしょう。
尚、ネット銀行の場合には営業時間という概念がありませんので、即時振込入金に対応している場合がほとんどです。では時間別で振り込みをした場合の入金時間について説明していきます。
0時~8時59分までに振込をした場合
銀行の営業時間前に振込をした場合には、振込先に9時から9時10分頃までには入金が確認できるはずです。なお、土日・祝日に行なった場合には、翌営業日の9時から9時10分頃の入金確認となります。
9時~14時59分までに振込をした場合
銀行営業時間である9時~14時59分の間に振込を行なった場合には、ほぼリアルタイムで入金が確認できます。給料日や月末など混み具合によって振込処理が多い場合でも、遅くとも30分~1時間以内には確認できるでしょう。特にATMやネットバンキングの場合、ほぼリアルタイムとなりますので当日振込が必要な場合でも15時ギリギリでも間に合います。ただし、ATMの場合には混み合う場合もありますので少し余裕を見ておきましょう。
15時~23時59分までに振込をした場合
銀行の営業時間を過ぎてからの振込に関しては、振込の確認ができるのは翌営業日扱いとなります。つまり、0時~8時59分までに振込を行なったのと同じ確認となることとなります。確実に入金が必要な場合には、銀行営業日の9時までに行うか遅くとも15時までに行う必要があります。
24時間リアルタイム振込も可能な銀行ある!?
上記では銀行の営業時間内でないと入金が確認できないとご紹介いたしましたが、最近ではリアルタイムでの振込と入金確認ができる銀行が増えてきています。ただし、法人取引では対応していない場合もありますので、念の為確認しておきましょう。
営業時間外でも同じ銀行間であればリアルタイムに送金・入金できる銀行
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・みずほ銀行
・三井住友銀行
・三菱UFJ銀行
・ゆうちょ銀行
・りそな銀行
・ジャパンネット銀行
・楽天銀行
・ソニー銀行
・じぶん銀行 など
上記の銀行であればリアルタイムで振込確認が行えます。但し、万が一システム障害などが起こる可能性もゼロではありませんので、念の為振込については余裕を持っての対応が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、銀行の振り込みによる入金が反映される時間について解説しました。
最近は上記以外の銀行でも振込・送金のリアルタイム化に対するニーズの高まりは銀行界も認識しているようです。そのためには大量の入出金に関するトランザクション処理を行えるシステム対応を行う必要がありますが、全国銀行協会も平成30年10月から24時間決済できるシステムの稼働を目指していますので、今後は全ての金融機関でリアルタイム化が期待されています。最近ではキャッシュレス化が進んでいますので、銀行での利便性も高まることになっていくでしょう。