主婦起業のメリット・デメリットとは?主婦起業する方法を解説

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現代では女性の社会進出がめまぐるしく進んでいく一方で、結婚や出産、介護などの理由でいっとき社会と離れるブランクができるとなかなか社会復帰しにくいという事実は、まだまだ変わらないのが現実です。

これからの時代を生き抜くために、起業という選択肢を考える主婦の人が起業するメリットとデメリットについて解説していきます。

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主婦が起業するメリット

主婦の目線でビジネスを立ち上げられる

どんなビジネスをやるにしろ、主婦の目線で事業を立ち上げられるというのは、ほかのビジネスパーソンにはない優位性です。家事をする中で身につけた掃除テクニックを武器に家事/掃除アドバイザーとして活躍される方もいます。

家事や育児などを日々こなす中で生まれるいくつもの課題は、たくさんのママさんや主婦の方が同じ課題を抱えていることにもなります。主婦ならではの目線で、今の暮らしの現場をしっかりとみて、自分が起業するビジネスにも活かすことができます。

自分のやりたいことに挑戦できる

起業する際には、自分の好きな分野や得意な分野で挑戦することが可能です。語学スキルを活かしたり資格を活かしたりすることで、他にはないオリジナリティーのある起業も期待できます。また主婦の起業は、「主婦であること」も強みとして活用できるのです。主婦として今まで経験してきたことや、主婦だからこそ持てた人脈などをフル活用してみましょう。

主婦起業は、同じ主婦からの共感を得やすいという大きな武器を持っているので、その点も意識して起業分野を見極めてください。

社会と繋がり、心に余裕が生まれる

今まで家族や子どもたちとの社会の中で数年間必死に働いた主婦の方は、なかなか外の社会とかかわる機会が少なく、閉じこもった価値観の中で日々暮らしがちです。ビジネスをはじめると嫌でも外の社会と触れ、様々な価値観と出会うことも多くなります。その結果、新たな価値観と出会い、心に余裕が生まれます。

パートよりも自由度が高い

社会に出る行為でもっとも多いのは、近くの商業施設や飲食店などでパートとして働きに出ることです。まだ子どもが小さい、介護を必要とする家族がいる、となるとパートタイムといえども働きに出るには制約が生じます。起業なら、時間や場所にしばられずに自由な働き方を追求することができます。

主婦が起業するデメリット

いっぽうで、主婦の起業にはデメリットもあります。

家族の理解が必要

主婦の方が起業するのであれば、これは間違いなく家族の理解が必要です。起業し、自らの手で収益をあげるということは簡単ではありません。ですが、この壁は努力次第でどうにでもなります。自分が努力して、自分で稼ぐためにはそれなりに自分の成長にコミットする時間が必要ですし、そうなれば夫にも家事や子育てを手伝ってもらうことも出てくるでしょう。主婦の方が起業をするのであれば、まずは家族にご相談してみてください。

収入が安定しない

働いたら働いた分だけお給料がもらえるパートタイムの勤務と違い、自分で起業して事業を行えば、自分の能力や一緒にやる仲間の能力に比例した収入になります。ビジネスを始めて間もないころは、なかなか収益があがることもないでしょう。着実に月●円を稼ぎたい!と考えるのであれば、パートタイム勤務も選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

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主婦が起業する方法とは?

仕事内容を決める

まずは起業の目的を明確にして、仕事内容を選定する必要があります。お金を目的としているのか、趣味の延長線上での起業なのか明らかにしたうえで、職種を選びましょう。また、お子様が小さい場合は、在宅ワークでもできる内容を検討しましょう。

リスクを回避して少ない資本金で始めることができるインターネットビジネスやWEBライター、自宅教室や手軽にできるアンケートモニター、データ入力など、仕事として長く続けられそうな内容を選びましょう。

(参考記事)主婦の在宅ワークおすすめ5選 主婦の状況別のおススメの在宅ワークをご紹介

開業届を出す

はじめは個人事業主としてビジネスをスタートすることをおすすめします。個人事業主とは、会社(法人)を設立せずに個人で事業を営んでいる人のことです。開業方法は、税務署へ行き「開業届」を提出するだけで、誰でも簡単に個人事業主になれます。万が一赤字でも税金はかからないため、コスト面の心配も少なくて済みます。

自分で営業・勉強する

趣味の延長線上での起業でも、仕事にする以上はお金になる技術を身につけなければなりません。ニーズに応えられるようなスキルを身につけて、利益に結び付くよう積極的に営業をかける必要があります。

起業後の注意点について

確定申告を忘れず行う

個人事業主になると、毎年確定申告をしなければなりません。少額の収入であるからといって隠ぺいしていると、発覚時に税金や保険料をさかのぼって徴収されることがあります。延滞金もプラスされて高額になるケースがあるため、申告を忘れないようにしましょう。手続きが難しい場合は税理士などのプロに任せてしまうのも手です。

初期投資を抑え在庫を持たない

小さく始めて着実に利益を生み出すことが成功へのポイントです。商品を安く仕入れ、高く売ることで差額分を儲ける「転売ビジネス」を考えている方や、ハンドメイド物販での起業を考えている方は特に注意しましょう。

所得が上がると夫の税金が増える場合がある

起業して所得が増えると、夫の扶養から外れて保険料や税金が上がってしまいます。毎月の保険料負担が3万円以上増えてしまうこともあるため、「130万円の壁」には注意が必要です。

まとめ

まずは無理のない範囲でスタートできる職種を選んで起業を検討してみてはいかがでしょうか。たくさんの情報を収集すれば、起業に必要なスキルも見えてくるはずです。生活や子どもの養育費の足しにと考えていた仕事が、家計を支える大きな収入源になるかもしれません。

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