会社や組織における部署の役割や英語表記をご紹介

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会社には様々な組織や部署があり、それぞれ役割も違ってきます。では実際に存在する部署名や役割はどのようなものなのでしょうか。

そこで今回は、会社や組織における部署名を一覧にして、それぞれの英語表記とその役割もご紹介しますので、今後部署新設や名刺作成の時に役立てて下さい。

会社の部署名一覧

各部署ではそれぞれに業務や役割を担っていますが、部署名は、同じような業務を行っていても企業や組織、業種によって異なる場合があります。ただし、英語表記にすると同じ部署を意味することもあります。

英語で「部門」や「部署」は、“division”や“department”などを使って表現します。事業部=division、部=department、課=sectionとして使われることが多いですが、必ずしもそうとは限らず、企業や組織形態によって使い分け方は異なります。また、部門や部署の名称は企業によって異なるため、会社で使用している正式な英語表記を確認するようにしましょう。

総務部(General Affairs Department / Administration Department)

会社や従業員に関するものの包括的管理を行う部署。会社の管理運営、他部署のサポートなどを行います。

人事部(Human Resources Division / Personnel Affairs Department)

採用業務、新人教育・社内研修のほか、社内の人事異動計画などを行う部署。人事の調整及びキャリア育成を目的とした教育・訓練等を行っています。

法務部(Legal Deaprtment / Office of Legal Affairs)

会社運営に関する法的な問題を取り扱う部署。会社のコンプライアンスを担当し、社内監査、訴訟対応のほか、社内文書や契約書等の管理も行う。従業員がみな平等に勤務できるよう、取り締まりも行います。

経理部(Accounting Department / Accounting Division)

会社運営にかかるお金に関する業務を行う部署。経費精算、帳簿の記帳など、金銭にかかわる業務がメインです。

財務部(Finance Department / Financial Affairs Division)

経理部が作成した財務情報を基に、財務の視点から経営戦略を考える部署。資金調達、資金管理を行います。

経営企画部(Corporate Planning Department)

役員による意思決定を支援するための部署。市場調査、データ整理、新規事業や新商品の企画といったマーケティング業務を通じて、経営陣の支援を目的とします。

広報部(Public Relations Department)

社内報作成のほか、自社ニュースの発信など、自社の認知度やイメージアップを図るために情報発信を行う部署。社内の情報を共有する役割も担っています。

宣伝部(Publicity Department)

会社の売上アップを目的とした情報発信を行う部署。顧客に向けて情報を発信するため、さまざまなメディアを利用したり、チラシ配布や映像配信なども行います。

販売促進部(Promotion Division)

販売部門を持つ企業において、商品の売上アップを図るために具体的な企画を考える部署。商品開発部や広報部、営業部等と連携して、イベントやキャンペーンなども行います。

マーケティング部(Marketing Department)

顧客とのやり取りなどを通して新しい製品への要望やその需要を絞り、新しい製品を立ち上げる部署です。企業によっては営業部と同じ場合もありますが、営業部よりも新製品に重点を置いた部署になります。

調査部(Research Department / Information & Research Division)

会社業務に関連して、必要な調査を行う部署。モデリングや分析、基礎的な調査業務を行います。

営業部(Business Department / Sales Department)

企業の商品やサービスの販売活動を行う部署。売買契約を締結することにより、会社の売上及び利益獲得を担います。

営業推進部(Business Promotion Department)

企業の商品やサービスの営業活動において、利益を上げる方法やシステムを策定・主導する部署。営業担当者それぞれの売上目標を設定し、営業活動に必要なツールの開発やデータ提供などの支援を行います。

企画部(室)(Planning Department (Business Strategy Room))

業務上の課題解決のため、必要な調査を行い、企画立案する部署。企業の業態や規模により、商品企画、広告・宣伝企画、営業企画など、細かく分けるケースもみられます。

企画開発部(Project Planning & Development Department)

新しい商品やサービスのほか、既存のものの改良を行うためにも、企画立案及び開発を行う部署。企業内部だけでなく、顧客やメーカーなど社外とも連携して業務を進めるケースもあります。

知的財産部(Intellectual Property Department)

特許を取り扱う部署である。特許の出願を行うだけなく、自社の特許を侵害している商品を発見したり、他社の特許を侵害しないように開発品をチェックします。特許と化学の知識が必要な部署になります。

購買(仕入)部(Purchasing Department)

原料を購入する部署です。原料サプライヤーの選定や価格交渉など原料を安定的に供給することがミッションになります。開発とも製造とも関連する部署で、開発品の原料が高価であったり大量に入手できない場合には購買の観点から代替品の必要が出てきます。

製造部(Manufacturing Division / Production Department)

製造部では効率よくかつ事故のないように製品を製造することが大きなミッションになります。研究段階では製造スケールが小さいため問題ない試薬・反応でも、製造のスケールでは危険性が高く、製造方法を変えることもあります。化学に加えてケミカルエンジニアリングの知識も必要とする部署です。

開発部(Development Department)

新しい自社商品やサービスの開発を行う部署。商品化に向けてさまざまな研究を重ねており、現在顧客が求めるものから10年先を見据えた基礎研究まで、日々さまざまな開発を行っています。

設計部(Design Department)

顧客ニーズに応じて、商品やサービスの設計を行う部署です。他の部署と連携しながら業務を行うこととなります。

生産管理部(Production Control Department / Production Management Department)

商品やサービスの生産に関する管理全般を行う部署です。事前計画プラン通り製造がなされているかなどをチェックします。

技術部(Engineering Department)

業種や企業規模にもよるが、主に、顧客ニーズを具体的に商品化する部署である。商品化が可能となれば、高品質な商品を効率的なラインで実現化させます。

資材部(Material Department / Supplies Division)

調達(仕入)課、購買部と同様、自社商品やサービスの生産に必要な材料を仕入れる業務を行う部署のことをいいます。

秘書室(Secretarial Office (Secretariat))

会社の役員を担当する秘書が所属する部署のこと。大手企業にだけ存在する部署である。通常は、複数の秘書で複数の役員の秘書業務を担当しています。

社長室(Office of the President)

基本的に、社長業務のサポートを行う部署のことをいう。一般的には、企業の中枢という位置づけです。

役職名は英語でどう表現するのか?

英語で「役職」や「肩書」は“position”や“title”と言います。部門名・部署名と同様に、肩書や役職名も会社によって異なるものを使っている場合があります。

以下によく使われる英語での役職名をご紹介します。

・会長:Chairper
・最高経営責任者:CEO (= Chief Executive Officer)
・社長:President
・副社長:Executive Vice President
・取締役:Director
・代表取締役:Representative Director
・執行役員:Operating officer
・社外取締役:Outside Director
・監査役:Auditing Director / Auditor
・顧問:Advisor
・部長:General Manager
・課長:Manager / Section Chief
・主任:Supervisor / Chief
・支店長:Branch Manager / Branch Office Manager
・工場長:Factory Manager / Plant Manager

取締役・役員は“member of the board”や“board member”と呼ぶことも多いです。部長は“head of a department”と表現することもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、会社や組織における部署名を一覧、それぞれの英語表記とその役割などをご紹介しました。

役職は会社の業種や規模などにより変化してきますが、ビジネスや名刺制作などにぜひご活用ください。

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