飲食店情報サービス大手の「ぐるなび」は、企業・団体の職域接種でキャンセルなどの理由により余剰となった新型コロナワクチンと飲食店従業員をつなぐ「余剰ワクチンマッチングシステム」を提供しています。5日から始動し、すでに登録を受け付けています。
「余剰ワクチンマッチングシステム」はぐるなび独自のシステムで、職域接種を実施する企業・団体等と、ワクチン接種を希望する飲食店従業員が事前に情報を登録します。企業・団体等がキャンセル等の理由により余剰となったワクチンの情報を登録すると、その情報が飲食店従業員に一括でメール配信され、双方のマッチングにつなげられます。こうした仕組みにより、さまざまな理由で余剰となったワクチンを無駄なく有効に活用。居住エリアにかかわらず飲食店従業員への早期ワクチン接種を実現することが可能になります。
ぐるなびは自社の職域接種の対象を取引先の飲食店にも広げ、7月16日時点で約760名の飲食店従業員が登録、17日時点ですでに500人余りが1回目の接種を完了しました。また、東京商工会議所も、8日からの集団接種で都内の飲食店の従業員が優先的に接種を受けられるようにしています。