ビジネスで販路拡大する為にはどのSNSを使ったらいいのか?SNSマーケティングを行う際に意識するべきポイントについて解説

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多くの企業にとって、「いかに売り上げを維持・拡大させるか」は重要な経営課題のひとつです。そのために各企業は様々な手段を用いてプロモーションを行っていますが、今ではSNSも有効な販促ツールになっています。そして売上アップのために、効果的にSNSを活用していくには、目的に応じて利用していくことが重要となります。

そこで今回は、SNSマーケティングを行う際に意識するべきポイントについて解説していきます。

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そもそもSNSとは?

SNSは「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略です。人と人との社会的な繋がりを維持・促進する様々な機能を提供するオンラインのサービスになります。

友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や嗜好、居住地域、出身校、あるいは「友人の友人」といった共通点や繋がりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供するサービスで、パソコンやスマートフォンアプリなどで閲覧・利用することができます。

サービスとしては、代表的なものとして「Facebook」(フェイスブック)や、短いつぶやきを投稿・共有するマイクロブログ型の「Twitter」(ツイッター)、写真の投稿・共有を中心とする「Instagram」(インスタグラム)、ビジネス・職業上の繋がりに絞った「LinkedIn」(リンクトイン)などが有名です。その他、チャットや音声通話などを提供する「LINE」(ライン)など、さまざまなツールがあります。

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代表的なSNS


代表的なSNSの種類を纏めると以下のようになります。

    ・交流系拡散型SNS :Twitter(ツイッター)
    ・メッセージチャット型SNS :LINE(ライン)
    ・交流系日記型SNS :Facebook(フェイスブック)
    ・写真投稿型SNS :Instagram(インスタグラム)
    ・動画投稿型SNS :YouTube(ユーチューブ)
    ・短編動画投稿型SNS :Tik Tok(ティックトック)

    アクティブユーザーが非常に多い有名な上記SNSは、すべて無料で始めることができます。ではそれぞれについて説明していきます。

    Twitter(ツイッター)

    140文字以内の短い文章を投稿して交流するSNSです。Twitter(ツイッター)は拡散力があり、リツイートという他の人の投稿を、自分のフォロワー(自分の投稿に興味のある人)に共有する機能によって、投稿が多くの人の目に触れる可能性があります。拡散性を活かした、フォロー&リツイートキャンペーンを多くの企業が取り入れています。特にトレンドに敏感な20代~40代の利用が多いですが、比較的幅広い年代に利用されています。

    LINE(ライン)

    知り合いとの連絡など、メッセージのやり取りで交流するSNSです。LINE(ライン)は日本国内で利用者数が最も多いSNSで、相手の顔を見ながら話せる無料のビデオ通話機能があります。利用層は20代が最も多く、30代~50代以上の比較的高い年代の人にも活用されている特徴があります。

    Facebook(フェイスブック)

    数あるSNSの中でも、全世界でのユーザー数がずば抜けて多いのがFacebookです。国内でも、多くのユーザーが実名で登録し、同級生や同僚など、実際に会ったことのある人とつながる場として利用されることが多くなっています。「友達」の中に上司や家族がいるなど、リアルな人間関係が反映される場であるため、ほかのSNSよりもフォーマルな雰囲気を帯びているのが特徴です。日本においては10代の利用率が低いため若年世代へのアプローチとしては不向きな一方、30代~50代という比較的高めの年齢層のユーザーが多い特徴があります。

    Instagram(インスタグラム)

    写真を投稿して交流するSNSです。「好きと欲しいを作り出す」プラットフォームとして活用が広がっています。Instagram(インスタグラム)では「#〇〇ランチ」など、ハッシュタグを投稿に付けることが多く、ハッシュタグをクリックすると、ハッシュタグに関連する投稿の一覧が表示されますので、手軽におしゃれな飲食店やスポットを探せます。ユーザーは20代~30代の女性が多い印象ですが、今では男性比率も40%を超えており男女から人気のSNSとなっています。

    YouTube(ユーチューブ)

    検索エンジン大手のGoogleが提供している世界最大の動画の投稿で交流するSNSです。YouTube(ユーチューブ)は、世界での利用者の多さが特徴的で、全世界で毎月20億人以上が利用しています。1日当たりの動画視聴回数は、数十億回に上ります。日本国内では10代~40代にかけて幅広い年齢層のユーザーに利用されています。

    Tik Tok(ティックトック)

    若年層を中心に支持を集めているのがTikTokです。短編動画を作成して投稿することで交流するSNSです。アップできるコンテンツは15秒(または60秒)の短尺動画が中心ですが、2021年7月からは最大3分までの動画作成が可能となりました。アプリ自体の動画編集機能が充実していることも特徴です。以前はリップシンクのような音楽系コンテンツが人気でしたが、今では日常のおもしろ動画や役に立つ動画なども人気となっており、コンテンツの幅も広がってきています。日本においては特に10代の若い世代に好まれている傾向があるため、Z世代など10代~20代をターゲットとした製品を展開する際に活用するとよいでしょう。

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    ビジネスでSNSマーケティングを行う際に意識するべきポイント

    最後に、SNSマーケティングを行う際に意識しておくべきポイントを紹介します。

    達成したい目的を明確にする事が大事

    ビジネスでSNSを利用する場合、闇雲にSNSを活用し始めるのではなく、まずは「達成したい目的」を明確にすることから始めましょう。新規顧客を増やしたいのか、それともリピーターを増やしたいのか。どちらを優先したいのかを決めるだけでも、取り組むべきSNSが定まってきます。

    新規顧客を増やしたい場合には、TwitterやInstagramが有効です。この2つのSNSは、ただユーザー数が多いだけではなく、「拡散性が高い」という特徴を持っています。Twitterの「リツイート」や、Instagramの「ハッシュタグ」を上手に活用することで、多くのユーザーに自社アカウントを見つけてもらいやすいので、今までリーチしていなかった層へアプローチすることが可能です。なお、動画編集に自信がある場合には、YouTubeやTikTokも検討する価値があるでしょう。

    一方、リピーターを増やすことが主目的であれば、FacebookやLINEがおすすめです。既存顧客とFacebookやLINEでつながることによって、日常的な情報提供が可能になりますし、セールのお知らせなども気軽に配信できるので、リピート率の向上が期待できます。TwitterやInstagramでも同様のことができますが、SNS内で流れる情報量が相対的に多く、投稿が埋もれやすい傾向にあるため、FacebookやLINEのほうがより向いているでしょう。

    自社ブランドと親和性の高いSNSとマーケティング手法を選択する

    上記でもご紹介した通り、SNSはプラットフォームごとに使用してるユーザーも、特徴も異なります。20代世代へ製品を提供しているならInstagramやTwitter、40代向けの製品を提供しているならFacebook、のように自社のターゲット層の利用者が多いSNSプラットフォームを選択することが重要です。

    自社でSNSアカウントを運用するのであれば「どのSNSプラットフォームを使って」「消費者とどのようなコミュニケーションを行い」「どのような世界観を見せてブランディングするか」の方針をあらかじめ設計しておきましょう。

    ターゲットとなる顧客の年齢層も意識する

    どんなに魅力的な投稿をしても、ターゲットとなる顧客層がそのSNSを使っていなければ、結局は売り上げにつながりません。つまり、どのSNSを活用するかを考えるにあたって、「目的を明確化すること」と同じくらい「ターゲットの顧客層を意識すること」が重要だということです。

    FacebookやLINEと比較すると、TwitterやInstagramのほうが若年層のユーザー割合が高い傾向にあり、TikTokはさらに若い層に偏っています。自社の製品・サービスのメインターゲットとなる年齢層が多く存在するSNSを活用することで、効果が出やすくなるでしょう。

    ただ、年齢層だけでSNSを選別するのは危険です。先述した「SNSを通じて達成したい目的」や「自社ブランドと親和性」も踏まえて、総合的に判断することが求められます。

    まとめ

    SNSはただ消費者との接点を作るだけでなく、コミュニティやファン作り、カスタマーサポートへの利用を通じて、企業・ブランドへの愛着や信頼感を高めることができます。

    しかし、ユーザーとの関係構築は一朝一夕ではできません。目的に応じてどのSNSを使い、どのようなコミュニケーションをとればよいのかをしっかりと考え、ユーザーとのコミュニケーションを図っていきましょう。

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