アルムナイ採用とは?メリット・デメリットについて解説

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人材採用の種類として、一般的な新卒採用や中途採用のほかにアルムナイ採用という方法があります。アルムナイ採用は第三の採用ルートとして注目されています。

そこで今回は、アルムナイ採用について解説していきます。

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現代の人材採用に求められるものとは?

まず、多様な人材が社会に求められる現代において、企業は様々な人材を採用し、ダイバーシティを推進することが求められます。人種、性別、国籍、年齢、障がいなど、多様な背景を持つ人材の採用を積極的に進めることが求められます。また求める業務に必要なスキルセットを的確に把握し、候補者のスキルとマッチングさせることが求められます。スキルセットの定義や、選考方法の見直しによって、よりスキルマッチングを正確に行うことが可能になります。

そして採用プロセスにおいてテクノロジーを活用することで、選考プロセスをスピードアップし、選考精度の向上を実現することが求められます。具体的には、応募書類の自動スクリーニング、オンライン面接、選考結果のデータ分析などが挙げられます。

【人材採用の基礎】会社が人材を採用する種類や方法

まず人材採用の基礎として、会社が人材を採用する種類や方法についてお伝えします。様々な方法や種類がありますので、それぞれの特長を把握したうえで採用活動をしましょう。

会社が人材を採用する種類

会社が人材を採用する種類には、以下のようなものがあります。

新卒採用

高校、大学や専門学校を卒業したばかりの学生を対象に、採用活動を行います。多くの企業が、1年に1回の新卒採用を行っています。

中途採用

既に社会人として働いている人を対象に、採用活動を行います。中途採用は、企業の成長に合わせて、必要な人材を補充するために行われます。

アルバイト・パート採用

短期的な労働力を求める場合や、時間帯や曜日を限定して勤務してもらいたい場合などに、アルバイトやパートタイマーを採用します。

契約社員採用

一定期間、あるいはプロジェクトの終了までの期間限定で雇用し、業務を行う社員です。

派遣社員採用

人材派遣会社から、一定期間、あるいはプロジェクトの終了までの期間限定で雇用する社員です。

インターン採用

企業での仕事に興味を持っている学生が、一定期間インターンとして働くことで、企業と学生双方にとってメリットがあるとされています。

会社が人材を採用する方法

ここからは、会社が人材を採用する方法をご紹介します。

求人広告

インターネットや就職情報誌などの求人媒体にお金を支払い、自社の求人広告を掲載する方法になります。

合同企業説明会

様々な企業が出展するかたちの採用方法です。説明会に参加することで、求職者と直接会って話をできるのが最大のメリットです。自社PR、質疑応答、面接を同時に実施できるため、採用プロセスの効率化を図れるのもよいところでしょう。

人材紹介

人材紹介サービスでは、就職(転職)を考えている求職者が人材紹介会社に登録します。担当者は求職者と企業の双方のニーズを聞いたうえで、マッチングを行うという方法になります。

ハローワーク

ハローワークとは、「公共職業安定所」の愛称です。職業紹介などを無料で請け負う国の行政機関であり、求人募集情報の掲載に原則コストがかかりません。また、利用に際して助成金や補助金の支給などのメリットがあることも。

自社Webサイト

自社のWebサイトに人材募集情報を掲載するケースも一般的です。Webサイトのデザインや情報量には制約が少ないため、採用情報だけでなく、企業理念や事業内容などの情報も参考にしてもらいやすいです。

リファラル採用

リファーラル採用(リファラル採用)とは、自社の社員からの紹介によって人材を探し、採用する方法です。社員の友人、大学や過去に在籍した会社の先輩・後輩などのネットワークを活用します。

ソーシャルリクルーティング

FacebookやTwitterなどSNSを活用した採用手法です。SNSを日常的に利用する層に訴求しやすく、候補者と直接やりとりできるのが特徴です。

ヘッドハンティング

ヘッドハンティングとは、「経営者、経営幹部、それに準ずるミドル層などの人材を外部から引き抜き、自社で採用する」ことを指します。また若手のハイクラス層や特定の専門スキルを持った人材をスカウトする際にも用いられます。

アルムナイ採用

アルムナイ採用は、過去に自社を退職した人材を再び採用する方法です。候補者本人から直接応募があったり、企業から直接アプローチをかけたりするケースが多いため、採用コストがほとんどかかりません。

以下で、アルムナイ採用について具体的に説明していきます。

アルムナイ採用とは?

アルムナイ採用とは、企業が自社の卒業生や退職者を対象にした採用活動のことを指します。つまり、企業が自社で働いたことのある人材を再度採用することを意味しています。

アルムナイ採用は、人材採用の中でも、新卒採用や中途採用に続く、第三の採用ルートとして注目されています。ただし、アルムナイ採用においても、応募者のスキルや経験、人物像などを正確に把握するための適切な評価方法が求められます。

アルムナイ採用のメリット・デメリット

アルムナイ採用のメリット

アルムナイ採用のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

短期間での採用が可能

アルムナイ採用では、選考プロセスをスピードアップすることができます。自社に所属していた過去の経験を持つ人材であるため、採用のための研修期間が不要で、即戦力として業務に入ってもらえる可能性が高くなります。

高い採用確率

自社に所属したことのある人材であるため、自社の文化やビジネスモデルに馴染みやすく、採用後も定着率が高くなるとされています。また、元社員が再就職先として自社を選ぶ理由には、応募者の採用意欲が高いことが挙げられます。

人件費の削減

アルムナイ採用は、再雇用することで人件費を削減できる可能性があります。また、採用プロセスや広告宣伝費用が削減されることもあります。

組織に貢献する人材を確保できる

自社に所属していた人材には、業務内容やビジネスモデルなどの企業に関する深い理解があるため、貢献度が高くなることが期待できます。

アルムナイ採用のデメリット

新しい知見やアイデアが入ってこない

アルムナイ採用に偏ることで、自社の文化や価値観に固執する傾向があり、新しい知見やアイデアが入ってこなくなることがあります。

元社員の再雇用に限定される

アルムナイ採用は、自社に所属していた人材に限定されるため、適性や経験に見合う人材が見つからない場合があります。

前職の持つスキル・経験に囚われる可能性がある

自社で働いた経験がある場合、前職でのスキル・経験に囚われることがあるため、新たなスキル・経験を習得するための努力が十分になされない可能性があります。

元社員としての適正を適切に評価する方法が求められる

アルムナイ採用において、元社員として適正に評価する方法が求められます。過去の業績や能力に基づいて採用する場合、現在のスキルや適性に合わない場合があるため、適正を正確に評価する必要があります。また、元社員であるため、その人物が当時の職場でどのような立場にいたのか、どのような貢献をしたのかを正確に評価することも重要です。

アルムナイ採用に適している職種について

アルムナイ採用に適している職種は、企業や業界によって異なりますが、以下のような職種が挙げられます。

専門性の高い職種

アルムナイ採用は、過去にその企業で働いていた人材を採用するため、過去の業績や経験を生かせる専門性の高い職種に適しています。例えば、技術者やエンジニア、研究者、医師などが挙げられます。

マネジメント職

アルムナイ採用は、企業文化やビジョンに精通している元社員を採用するため、マネジメント職に適しています。元社員が経験した業務や人材管理についての知識を生かして、チームを率いることができます。

営業職

アルムナイ採用は、過去にその企業で働いていた人材が持つビジネスノウハウや人脈を生かせるため、営業職に適しています。特に、既存の顧客や取引先との関係性を持っている元社員が、新規顧客開拓やビジネス拡大に貢献することが期待されます。

まとめ

人材の流動化に伴い、アルムナイ採用は多くの企業から注目を集めています。「即戦力になる人材がほしい」「採用コストを削減したい」と考えている企業や人事担当者は、ぜひこの機会に、アルムナイ採用の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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