ホームページは、会社の名刺でもあり、看板やチラシの役割も持った、これから会社を作る人には欠かせない広告資料です。
ホームページを作れる人や会社はたくさんあり、その分「学生さんに30万円で作って貰ったら、欠陥だらけだった・・」や、「代理店の人に頼んだら後から数百万円の見積もりが来た・・」等、トラブルが後を絶たないです。
ここでは、失敗をしないためにはどういう相手に頼んだら良いのかということと、実際に良い制作会社を探すポイントをご紹介します。
目次
どんな相手にホームページを発注する?
ホームページを発注する相手は大きく4種類に分けられます。それぞれメリット・デメリットを整理してみましょう。
・広告代理店
・ウェブ制作会社
・デザイン制作会社
・フリーランス・学生
ホームページ以外の提案も欲しい!高くても安心の広告代理店!
広告代理店は、インターネットやホームページに限らず、広告に関する制作を請け負います。テレビを扱う大規模な会社から、小規模な会社まであります。
広告代理店に頼むメリットとして、制作の進行管理やディレクション等、プロジェクトが失敗をしないために、管理能力が高い点が挙げられます。
デメリットとして、担当者の専門性に依存する部分が高く、また、制作自体は外部の制作会社に委託している事が多いので、レスポンスが遅い事や、また細かい制作の話が伝言ゲームになる場合もあります。
また、価格も他の4者と比べて高価になりがちです。
工務店の様にフルサポートをして欲しい!ウェブ制作会社!
ウェブ制作会社は、ホームページ制作を専門にする会社です。ライティングや写真撮影等の、ウェブ制作に必要な作業を請け負います。
彼らに頼むメリットとして、やはり専業でやっているため、引き出しや知見が多い事が挙げられます。
デメリットとして、ウェブ制作会社を名乗る会社は非常に多いため、良い会社を選ぶのが大変な点が挙げられます。
価格感は、顧客が大手企業主体のウェブ制作会社の場合、相場より明らかに高い会社もあり、自社のフェイズにフィットした会社を探す必要があります。
かっこいいデザインがほしい!デザイン制作会社!
デザイン制作会社は、紙媒体をはじめ、綺麗なデザインを作る事が得意です。
メリットとしては、担当者のポートフォリオをチェックする事で、出来上がりのクオリティを知ることが出来、またデザイン性の高いホームページが完成する事が多い点が言えます。
デメリットとしては、綺麗さばかり重視する事で、使い勝手を考慮してくれない担当者が少なくない事が言えます。
価格感は、ウェブ制作会社と同じ程度な事が多いですが、担当者がWEB業界で人気の人の場合、高価になる事もあります。その会社の雰囲気ややり取りのしやすさも大切なので、確認しましょう。
コスパ重視!フリーランス・学生!
フリーランスでウェブ制作をされている方や、学生でホームページを作れる方に頼む方法があります。
最大のメリットは、価格が安い点が挙げられます。また、フリーランスで独立する方は実力がある事が多いので、とても優秀な方に非常に安価に頼める可能性があります。
デメリットとして、彼らがどの程度までの知識や技術があるか?を把握する必要があります。本を一冊読んだ程度の方も混ざっていることがあるので、注意が必要です。
価格感は、会社に頼むよりは安い事が多いですが、企業出身の方等、ウェブ制作会社や、広告代理店と同じ程度の見積もりを出す方もおり、価格もクオリティも完全にその方次第となります。
はじめてのホームページ発注なら!
ウェブ制作会社や広告代理店に発注するなら相手も慣れておりトラブルも起きにくいので、はじめての方には安心です。しかし広告代理店はスタートアップの方には価格が合わない事も多く、ウェブ制作会社に発注することを特にオススメします。
この記事では、以後ウェブ制作会社に依頼をする前提にします。
ホームページ発注でチェックすべきポイント
その会社が得意な点はどこか?
各社には必ず得意な点があります。例えばシステム制作会社が起点の会社はシステムに強く、デザイン制作会社が起点の会社はデザインに強いです。自分が作りたいホームページに合わせ、得意な要素が合致している会社を選びましょう。
デザイン、システム等、どれも必要な要素ですが、必ず言えるのは「一部が強く、また全体を網羅している会社であるのが望ましい」ということです。
デザインは強いけれども、その他の要素の事が出来ない場合、それらを外注等している事が多く、全体を通して社内で考える事が出来ないからです。
ホームページはマーケティングツール
ホームページを作るという事は、お客様に具体的に商品等の購入を検討頂き提案することです。この行為は、マーケティングそのものであり、マーケティングに関する知識が必要になります。
マーケティングを行うには、資格等は必要ありませんが、ホームページを作る上でその目線がある事が必要条件と言えます。その制作会社がマーケティングの知見があるかどうか?を見るには、彼ら自身のホームページをチェックすると良いでしょう。
細かくチェックをするよりも、主観として「この会社に頼みたい」と思えるホームページであれば、その会社はマーケティングに成功していると言えます。
ご紹介等の場合、一度頭を空にして、その会社のホームページを見てみると良いでしょう。ですが、担当者が辞めてしまっている場合、クオリティが落ちている可能性があるので、そのホームページを作った担当者が残っているか?等もチェックをすると良いでしょう。
価格は適正か?
ホームページの見積もりは、主に積み上げ型と総予算型で提出される事が多いです。
積み上げ型の場合、トップページのデザインがいくら、コーディングがいくらの様な提示がされます。
総予算型の場合、各項目毎の値段が大まかに提出をされ、そこから動かない範囲で制作が進みます。
積み上げ型の方が明快にも思えますが、ホームページは見えない作業や手間が多いため、一概にどちらが優れているか?は言いづらいです。
また、それらの価格が適切かどうかについては、数社見積もりを取る必要があります。
ですが、制作物自体は発注後に決まる事が多く、一概に見積もりが高いからと割高な事も無く、難しい部分になります。
ホームページ以外の発注と同じく、まずは制作会社と信頼関係を作る事が大事です。
契約書は必須!
ホームページに限らないですが、発注に関して正式な契約書を提示してくる会社を選びましょう。
ホームページ制作はトラブルが多く、未完成の場合も含め、しっかり制作物の内訳を含めた契約書の作成が望ましいです。
更新は誰がどの様にするのか?
ホームページには2種類の作り方があり、作成後もデザイナーが更新をする必要がある方法と、CMS(コンテンツ管理システム)を入れてデザイナー以外の人でも簡単にホームページが更新出来る様にする方法があります。
ここ数年ですが、ホームページを作る時に、CMSを使うのが一般的になりました。昔ながらの方法で1ページ1ページ作る方法も間違ってはいませんが、最初からCMSの導入を提案してくる会社の方が望ましいです。
ですが、CMSは独自のものやマイナーなものも多数あり、また価格もバラバラですので、注意が必要です。
現在、会社のホームページを作る時は、WordPressという無料のCMSが広く使われています。WordPressで提案をしてくる会社であれば、概ね問題ないでしょう。
運用方法をチェックしましょう
頻繁に情報を更新する場合、制作会社側で対応するのか、それとも自社で更新できるようにするのかなど、どのように運用するのか確認しておくことも大切です。
ホームページは公開したからといって効果が見込めるわけではなく、集客するには継続的にコンテンツを追加する必要があります。
更新する度に費用がかかる制作会社は避け、自社で更新しやすい環境を整備してくれるところを選んでください。
ホームページ制作業者の選び方!
これから始める会社の事や、ホームページを中心に集客の事を親身に考えてくれる会社が望ましいです。
最新の技術や作り方、CMSの配置等も熟知している事が望ましく、単純に良いホームページが作れる=制作会社のコーポレートサイトが活きているも一つの要素です。
何より「自社に合ってる」事が重要ですので、「知り合いだから」ではなく、「良いものを作れるかどうか」の目線で検討をしてみてください。
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