新たに社員(スタッフ)を採用したり、社員(スタッフ)の研修を行うと、国から採用・研修サポート資金(助成金)を貰うことが出来る場合があります。
今回は、おすすめの国から採用・研修サポート資金(助成金)をご紹介します。
※この記事を書いている起業のミカタを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
目次
助成金とは?
助成金とは、一般的に厚生労働省所管で取扱っている給付金のことを助成金と呼び、給付の条件を満たしていれば誰でも貰うことができ、融資などとは違って、返済の必要がありません。
基本的には従業員を雇用する上で社会保険に加入していることが条件となっています。種類としては約50種類ほどもあり、現在の自社の状況をみて、該当するものを申請していくことで、給付を受けられます。
おススメの国から採用・研修サポート資金(助成金)をご紹介
労働者をキャリアアップさせると貰える「キャリアアップ助成金」
キャリアアップ助成金とは、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップ等を促進するため、正社員化、人材育成、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度で、助成金の中で一番メジャーなものとなります。
労働者の意欲、能力を向上させ、事業の生産性を高め、優秀な人材を確保することを目的とした助成金になります。
仕事両立・職場復帰を支援「両立支援助成金」
両立支援等助成金とは、仕事と家庭の両立をと考えている事業主への助成制度です。男女を問わず、育児と仕事、あるいは介護と仕事など、職業生活と家庭生活が両立できる「職場環境づくり」のために、以下の取組を支援しています。
・1 出生時両立支援コース:男性の育児休業取得を促進
・2 介護離職防止支援コース:仕事と介護の両立支援
・3 育児休業等支援コース :仕事と育児の両立支援
・4 再雇用者評価処遇コース(カムバック支援助成金):育児・介護等による退職者の再雇用
研修を受けると貰える「人材開発支援助成金」
雇用する労働者のキャリア形成を効果的に促進するため、職務に関連した専門的な知識及び技能を修得させるための職業訓練等を受講させる事業主等に対して助成する制度です。
この助成金を利用することで、研修費用のほか、受講時間などに対する賃金の一部について助成される場合があります。また、制度導入による奨励金を受給できる場合もあります。
主なコースは以下になります。
・特定訓練コース
・一般訓練コース
・教育訓練休暇付与コース
・特別育成訓練コース
・建設労働者認定訓練コース
・建設労働者技能実習コース
・障害者職業能力開発コース
雇用・採用関連の専門家とは?
実際に前述の助成金を自分自身で行おうとすると工数がかかり、更に制度を細かく把握していない為にやってはみたが適用にならなかったという事態になってしまう可能性があります。こういった事態にならない為にも雇用や採用関連の専門家である社会保険労務士(社労士)に相談することをお勧めします。
社会保険労務士(社労士)は、労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理の専門家として、労働・社会保険に関する諸問題、さらに年金の相談に応じる、人事に関するエキスパートです。分かりやすく言うと、会社経営における「人に関する管理業務」についてアドバイスをくれたり実務をサポートしてくれる専門家になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?雇用・採用・研修関連の助成金は厚生労働省から何十種類と出ていますので、対象になりそうなものがあるか否か厚生労働省のHPから確認してみましょう。