Instagram広告について解説

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現在、若い世代を中心に広がりを見せるInstagram。「インスタ映え」や、一般人でありながら影響力を持つ「インフルエンサー」と呼ばれるユーザーの出現などで注目を集めています。10~30代女性をメインに、月間アクティブユーザーはなんと2,000万人を超えています。ターゲットがマッチする企業はInstagram広告を使わない手はないですね。

今回は、Instagram広告について解説していきます。

Instagram広告とは?

Instagram広告とは、Instagramのタイムライン上あるいはストーリーズ上に写真や動画などの形式で出稿できる広告です。Instagram広告を出稿するにはFacebook広告のアカウントが必要であり、Facebook広告のアカウントさえあればInstagramのアカウントがなくともInstagramに広告を出稿できます。

その最大の特徴は、精度の高いターゲティングによりユーザーの行動換気を促せることです。Facebook広告で活用されているターゲティング機能を活用し、ユーザーの年齢や所在地、興味関心、ページの閲覧履歴など詳細な設定で特定の層を狙っていくことが可能です。また、課金方式は成果報酬型となっており細かく設定できるので無駄のない広告出稿をすることができるのも魅力の一つです。

Instagram広告の種類

Instagram広告にはどのような種類があるのか紹介します。Instagram広告は大きく分けて4つのメニューがあります。

写真広告

最も一般的な、写真投稿タイプの広告です。長方形または正方形の画像が表示されます。Webサイトへのリンクやアプリのインストールを促すCTAボタンの設置が可能です。説明文は300字以内のテキストのみで、広告画像に載せられる文字は画像の20%以上を占めてはならないことに気をつけてください。

動画広告

最大30秒の動画投稿タイプの広告です。写真広告と同様に長方形または正方形で表示され、CTAボタンの設置が可能です。説明文はテキストのみで125字以内を推奨しています。

カルーセル広告

1つの広告に3〜5つの画像やリンクを設定できる広告です。自社の製品やアプリの詳細や連続するカルーセルカードでストーリー展開を見せることができます。Amazonなど多くの商品を扱う場合によく使われ、スライドすると複数の商品の広告が見られます。コメントは最初の1つのみに可能です。

ストーリー広告

Instagramのフィード上部に表示されるInstagramストーリーを使って配信できる広告です。画像1枚につき5秒、動画1本につき最大15秒の表示がされます。ユーザーはスキップすることも可能です。

Instagram広告の注意点

Instagramの広告では、投稿した広告全体に占めるテキスト要素は20%以内に収める必要があります。テキスト要素が多ければ多いほど、リーチできる数が制限されるので、このルールは必ず守りましょう。広告用の画像や動画にはブランドロゴやキャッチコピー、説明文などのテキスト要素が存在するので、うまく20%以内に収めることが難しいこともあります。

Facebookが提供している「テキストオーバーレイツール」を利用することで、投稿前に自社で用意した画像が要件を満たしているかを確認することが出来ますので、必ず確認してから投稿するようにしましょう。

Instagram広告の費用

Instagram広告はセルフサーブ型の広告になりますので、予算や配信期間などを自由に設定することが出来ます。好きな予算内で出稿出来ますので、とにかく認知拡大ということであれば月に10万円、100万円という単位で使うことも出来ますし、ターゲットを絞って成果を出したいといった方針であれば、設定方法によっては1,000円単位での運用も可能です(設定自体は100円から出来ますが、現実的な運用なら1,000円単位~になります)。

つまり、大企業だけではなく、スモールビジネスや短期間での運用にも活用出来るというのがInstagram広告の費用に関する特徴となります。

Instagram広告の課金方法

CPM

Cost Per Millの略で、インプレッションの数により課金が決まります。広告がユーザーに1000回表示された段階で課金が発生します。

CPC

Cost Per Clickの略で、Webサイトやアプリへのリンクが押されたときに課金が決まります。広告のCTAボタンが押されるたびに課金が発生します。

CPI

Cost Per Installの略で、アプリ広告の場合、広告を通じてアプリがインストールされた際に課金が発生します。

CPV

Cost Per Viewの略で、動画が10秒以上再生される度に課金が発生する方式です。動画広告のみで選択可能な方式であり、主に認知獲得を目的とした動画キャンペーンの広告出稿の際に選択するべき方式となります。

Instagram広告で成果を出すコツとは?

Instagram広告で成果を出すためのコツとして、以下を意識するとよいでしょう。

商品やサービスをどのような人物に配信したいのかを具体的に決める

Instagram広告は、Facebookのユーザーデータを利用することが出来るため、Facebook広告の大きな特徴の一つでもある細かなターゲティング設定が出来ますので、宣伝したい商品やサービスを「どのような人物に配信したいのか」という人物像を具体的に決めるましょう。

写真映えする商品で視覚的に訴える

Instagramは基本的に画像や動画を魅せるツールです。ファッションや彩り鮮やかな食べ物とは相性が良く、広告も演出しやすいでしょう。写真映えしないものや、無形商品などは商品やサービスを利用している動画を撮って演出するなどの方法があります。

ユーザーの感性に訴える

Instagramのユーザーは、自分の趣味や感性に通じるものに惹かれやすいです。他の場所での広告なら機能や長所などをアピールしていくのも手ですが、Instagramではビジュアルにときめく、使うのが楽しそうといったことをユーザーに思わせるのが効果的です。

適したCTA、誘導先の設置

CTAとは「申込み」「問い合わせ」「登録」「購入」ボタンの事です。ユーザーの関心を引いたら今度はCTAに誘導します。広告や遷移先に合わせたCTAボタンの文言を選びましょう。また、遷移したあともInstagramで見せたような世界観を崩さなければユーザーを引き込みやすいでしょう。

ハッシュタグを有効的に使う

Instagram広告は「ハッシュタグ(#)」を広告に設定することが出来ますので、自社名を入れてブランドの認知拡大を狙ったり、検索されやすいキーワードを入れ込んでおくことで流入を狙うのもよいでしょう。

まとめ

Instagramのメインユーザーである、10~20代の若い女性がターゲットの商品なら更に高い広告効果が望めます。画像や動画の広告素材も、インスタユーザーがつい手を止めたくなるようなフォトジェニックな素材を使って多くの人の目に留まる広告を目指しましょう。

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