※この記事を書いているVector Venture Supportを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
デイトレーダーとは?
デイトレーダーは、1日の中で株や為替FXなどで安い時に購入し高くなったら売るという繰り返しをして、利益を得る人のことをいいます。価格が上がりそうな株を安いうちに買い、高くなったら売ることで利益を得る流れとなっており、この株式投資のみで生活している人は一般的に「専業トレーダー」と呼ばれます。
株や為替は世界情勢や企業の決算、災害など様々な事象が絡み合い変動するので、常に最新の情報を収集しなければいけません。また、一日のうちに変動が激しいものを選んで購入することが多いので、日中はモニターに張り付いて仕事することになります。パソコンとインターネット環境があればできる仕事なので、自宅を仕事場にしている人が多いです。
資格は必要ない?
デイトレーダーになるための学歴や資格はありません。ニュースや新聞などで、世界情勢や会社の情報をアンテナ高くキャッチし、株価が上がるのか下がるのかを正しく判断できれば誰にでもできます。また、株取引には、チャートと呼ばれる指標があり、そのチャートを正しく読めると売買益を稼げる確率が高くなります。
デイトレーダーの働き方は?
デイトレーダーは、組織に所属する分ではなく、在宅で仕事をするフリーランスに近いものです。少数ですが、社有資産などの効率的な運用のために、契約社員としてデイトレーダーの求人を行う企業もあるようですが、競争率は極めて高いのが現状です。
初心者のうちは、他に時間が自由な仕事を持ち、生活費を確保しながらデイトレードを始める人がほとんどです。コツがつかめて安定した利益が出るようになってから、専業トレーダーになるパターンが王道だといえるでしょう。
個人事業主?法人?
まずは個人事業主として開業する人が多いです。中には、軌道に乗って株式会社や合同会社などの法人格に移行する方もいます。
一般の開業手続きとして、個人であれば税務署への開業手続き等、法人であれば、必要に応じて、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災保険関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きをします。
まとめ
近年、株取引がブームになり、証券会社の手数料が自由化され安くなったこと、パソコンや高速ブロードバンドが普及したこと、プロ仕様クラスのチャートソフトが提供されるようになったことにより、デイトレーダーは今後、増加傾向にあります。
経験を積むにつれて運用能力は伸びるといえますが、株式市場で取引をしているのは個人投資家だけではなく、銀行や証券会社など、たくさんのプロの投資家たちを相手にしていますので、一瞬で資産を失うリスクがあります。