当記事では、秘書代行での開業について解説していきます。
※この記事を書いている起業のミカタを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
目次
秘書とは?
秘書とは、会社の社長や役員、医師、政治家、弁護士などにつき、庶務全般をを管理し、処理する仕事です。主な仕事内容は、スケジュール管理や電話・来客応対、電話応対、メールや手紙の処理、文書作成などを行います。
秘書として取得しておいた方が良い資格とは?
秘書の資格は主に以下になります。
秘書技能検定
文部科学省が後援する「秘書技能検定」は、一般常識・マナー・気配り・言葉づかい・コミュニケーションスキルなど、秘書として必要な技能を証明できます。
日商簿記検定
日本商工会議所が主催する「日商簿記検定試験」は、4級から1級の試験種目に分かれ、3級で経理関連の読み取りと取引先企業の経営状態を数字で理解できる証明となります。秘書を目指すなら、3級以上を所得しておくと良いでしょう。
秘書代行で開業する場合の手続き
個人事業主として行う場合、一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出します。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせが必要です。
法人として会社を設立する場合、定款作成、会社登記をし、法人設立届出書、青色申告の承認申請書、給与支払事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、法人設立届出書(地方税)などを提出します。
元々のコネクションがないと難しい!?
秘書代行での開業について、経験や顧客がいない状況で開業すると事業を続けることは難しいです。開業前に経験をし、人脈を作っておき、開業時にはある程度顧客がいる状況が望ましいです。
語学力を身につけることも大事
グローバル化が進む現代では、外資系企業に限らず、多くの業界に語学堪能で国際感覚が豊かな人材が求められています。これから秘書代行での開業を目指すなら、語学力を磨き、自分の希望する業界の専門知識を学ぶことが差別化になってきます。
最初はフリーランスで顧客と直接契約をするのもあり
外資系企業や法律事務所、フリーランスとして働く人の元で働く場合には、個人秘書(私設秘書)として雇い主と直接契約する場合もあります。雇用条件や待遇などはまちまちで、仕事ぶりが評価されれば一般企業で働くのと比べて破格の給料をもらえることもあります。
まずはフリーランスで独立して、ある程度売り上げや人が増えた段階で法人格に変更する事を検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今まで秘書は常に上司のそばにつき働くというのが一般的でしたが、インターネット上で仕事をする人が増えるにつれ「オンライン秘書サービス」という仕事が増えてきています。オンライン秘書の場合、チャットやWEB会議サービスなどを利用して連絡を取り合い、世界のどこにいても仕事をすることができるため、顧客の会社社長が多忙でなかなかオフィスに戻らないという場合でも常に連絡を取り合って仕事をすることができますし、秘書も自宅やオフィスなど好きな場所に居ながらにして仕事をこなすことができます。