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着付けとは?
日本の伝統文化である着物の正しい着方や着付け方を教えるお仕事です。教室で開業する方法もありますし、先生の仕事をしながら成人式や結婚式で一生の思い出づくりを手伝う着付け師として働くこともできます。また、和装スタイリストとしても活躍の場所を広げることも可能です。行動力と努力次第でさまざまな活躍ができるお仕事です。
キャリアパス
着付スクールは全国にたくさんあるので、まずは自分の環境や目標に合った着付教室を選んで基礎を学び、プロ養成コースなどの本格的なコースにステップアップして師範免許を目指します。師範免許をとってもすぐ独立できるわけではありません。特に日本の伝統文化は一人前になるまでに年月を要します。まずは着付スクールなどの講師として経験を積んで、3~5年ほど修行してから独立をするのが理想的です。他の伝統文化にもいえることですが、一人前になるまでに年月を要する分、年齢や経験を重ねるごとに技が磨かれ、歳を重ねてもできるのが魅力です。
開業の形態
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・着付け教室の講師
・着付師
・呉服屋や問屋でのアドバイザー
・和装スタイリスト
< 開業形態として多いのが教室で開業する事です。今までは店舗を借りて行うケースが多かったですが、最近では自宅を教室にして開業するケースが増えています。着物は特に和室が必要なので自宅に和室があれば開業することも可能です。 そして、フリーの着付師としても活躍が可能です。呉服屋や問屋でのアドバイザーや和装スタイリストなどのコンサルタントとして開業することが出来ます。
開業する場合の手続き
個人事業主として行う場合、一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出します。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせが必要です。
法人として会社を設立する場合、定款作成、会社登記をし、法人設立届出書、青色申告の承認申請書、給与支払事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、法人設立届出書(地方税)などを提出します。
まとめ
着付けでの開業については、結婚式場やホテルの着付け師をするなど経験が必要になります。本来開業するなら数年のキャリアは必ず必要です。そのためにはしばらくはどこかの組織に所属して開業という流れにしたほうが自然です。そして自分で開業するからには、どんなトラブルにも対応する必要がありますので、様々なことを経験してから開業するように検討しましょう。