【飲食店開業】飲食店経営に役立つ資格とは?

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飲食店を開業するにあたり、資格を持っていると、お客さまとコミュニケーションを取ることや、集客を増やすために役立つことが十分にあり得ます。

今回は、飲食店に必要な資格や持っていると役立つ資格についてご紹介します。

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飲食店経営に調理師免許は不要

飲食店開業には調理師免許が必須と思われがちですが、実は必要ではありません。また経営者には調理師免許は要らないけど、現場にひとりは調理師免許所持者を配置しなければならないということもありません。

但し、調理師免許を持っていると、飲食店開業に必須な「食品衛生責任者」の講習が免除されます。飲食店開業に必ず必要な資格ではないですが、お店のPRにもなりますし、安心、信頼面でも調理師免許を持っているとメリットといえます。

食品衛生責任者の資格取得方法

各都道府県が実施している講習を受講すれば食品衛生責任者になることができます。講習は通常1日で終わります。講習会は各都道府県の食品衛生協会が実施しています。希望の日程が満席になることもありますので、講習の予約は早めに行いましょう。また、開業間近になるとやるべきことが多くなり、講習を受講する時間がとれなくなります。比較的時間のある内に早めに講習を受けておきましょう。

ちなみに、栄養士、調理師、製菓衛生士等の資格を持っている方は、講習会を受けなくても食品衛生責任者になることができます。

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飲食店経営に役立つ資格とは?


飲食店を開くときに必須ではありませんが、飲食店を開業するにあたり、経営に役立つオススメの資格をご紹介していきます。

調理師免許

調理師は日本独自の国家資格。飲食業界のオールマイティー資格。

管理栄養士

管理栄養士とは、栄養士の上級資格にあたり、唯一国が認める栄養関連の国家資格です。 栄養のエキスパート。

パン製造技能士

パン製造技能士とは、パン作りの実務経験者を対象とした、製パン工程における技能を認定する国家資格です。

栄養士

栄養士は栄養士法(昭和22年12月29日法律第245号)に定められた名称独占資格です。食事のアドバイザー。

ふぐ調理師免許

ふぐを調理するのに必要となる資格です。ふぐには猛毒があるので、調理のさいには十分な注意が必要となります。そのため、同免許を持っていなければふぐの調理はできません。

ソムリエ

ソムリエ資格を取得することで、ワインを中心としたお酒の知識が身に付きます。例えば、ビール・スピリッツ&リキュール・焼酎・ウィスキー・日本酒などです。

野菜ソムリエ

野菜ソムリエは日本野菜ソムリエ協会(旧名称:日本ベジタブル&フルーツマイスター協会)が認定する民間資格です。

総菜管理士

一般社団法人日本惣菜協会が認定している総菜管理士は、総菜の質の向上と普及、食生活の豊かさを推進することを目的に制定されました。食材製造や衛生面管理の上で大きなサポートになるでしょう。

ワインエキスパート

ワインエキスパートは、ソムリエ資格試験の実技試験のみを省いたものです。ワイン愛好家のための資格と言えますが、ワインへの知識がソムリエと同等かそれ以上という公的な証明になるため、発する言葉に説得力が増すでしょう。

ビアテイスター

ビールの味わい方や味、品質、スタイルについて評価する人をビアテイスターと呼びます。お客さまに合うビールを紹介したり、おいしいビールの飲み方を紹介できたり、お客さまとコミュニケーションをとる時に役立つでしょう。

唎酒師(ききさけし)

日本酒を含むお酒の知識や飲食の基礎知識を有していることの証明になります。そのほか、日本酒のテイスティング力や、相手に合わせた日本酒の提案ができる能力などを身に付けていないと所得できません。

焼酎唎酒師・焼酎アドバイザー

お客さまのニーズを察知し、焼酎の楽しみ方を提案するプロフェッショナルが焼酎唎酒師・焼酎アドバイザーと言われています。

レストランサービス技能士

レストランのサービスに関わる資格としては、唯一の国家資格であるレストランサービス技能士。接客のプロとして幅広い飲食店で活用できます。

フードコーディネーター

商品開発やレストランプロデュース、販促・メディアなど、フードビジネスのすべてに関わる食のプロデューサーであるフードコーディネーター。

おさかなマイスター

おさかなマイスターとは、さかなの素晴らしさ・魅力を伝える「語り部」「伝道師」のことで、日本おさかなマイスター協会が認定している呼称資格です。

製菓衛生師

製菓衛生師は、菓子作りの技術や知識の他、公衆衛生学や衛生学、食品添加物など、食の安全に関する専門知識の証明となる国家資格です。

パン製造技能士

製菓衛生帥と同じく、パン製造技能士も厚生労働省によって定められている資格です。パン作りにおいて、知識とスキルが十分だと認められた証となります。

和食マイスター

和の作法やマナーの他、野菜や魚、汁もの、米・雑穀など幅広い「和食」の知識が身に付きます。

まとめ

飲食業向けの資格も、難易度の高い国家資格から気軽に取得できるものまで実に様々なものがあります。どの資格にも共通して言えるのは、食に関する知識や信頼を証明するもので、資格を持った上で提供する料理やサービスは、高い付加価値と安心をお客様に提供できるということです。

正しい知識を身に付けている人がいることは、それだけでお店への信頼が増し、お客さまに安心感を与えることができるでしょう。

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