「家事や育児の合間に少しでも稼ぎたい」そんな主婦の希望がかなう働き方が在宅ワークです。ひと昔前は、主婦ができる在宅ワークはごく限られたものでしたが、今は違います。スマートフォンやパソコンの普及にともない、自宅でできる仕事が格段に増えたことで、様々な選択肢の中から自分に合った仕事が選べるようになりました。
今回は、主婦におススメの在宅ワークをご紹介します。
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目次
そもそも在宅ワークとは?
一般的に在宅ワークとは、企業と雇用関係を持たずに「個人事業主」として、パソコンやインターネット等のIT機器を活用し、自宅で仕事を行う働き方を指します。しかし雇用・非雇用問わず、自宅に限らないで好きな場所で働くことを「在宅ワーク」と呼ぶ場合もあります。
在宅ワークで働いている人の中には、在宅ワークを本業として生計を立てている人もいれば、ある程度の主収入がある状態で働いている人もいます。
主婦におススメの在宅ワーク(乳幼児がいる主婦向け)
①アンケートモニター
乳幼児は授乳やオムツ替えが頻繁で、まだまだ手がかかります。さらに、歩けるようになると色々なものを触るようになるので、長時間パソコンを開くことも難しいです。アンケートモニターならスマホ・パソコンどちらでもできますし、1つのアンケートにかかる時間はほんの数分程度です。
アンケートモニターは、アプリで行う「マクロミル」などのアンケートサイトの他、商品モニターとして登録できる「ファンくる」などが有名です。「マクロミル」は、メールアドレスなどの個人情報の登録が一部必要ですが、企業から送られてくる簡単なアンケートに答えるだけでポイントがたまります。アンケートの内容は、住居や車、子供の教育や普段使っている生活用品についてなど、私たちの生活周りに関わる内容から、美容や病気など、健康についての質問なども配信されます。1回の回答で得られるポイントは2ポイントから70ポイントほどで、1ポイント1円で計算されます。サイトによっては、ポイント換算がもっと低い場合もありますので、その点だけ注意してください。
②データ入力
その名のとおり、パソコンを使ってデータを入力する仕事です。その際の書式はWordやExcelを使用することが多く、用意されたマニュアルにそって作業していきます。作業は単純ですが、その分正確性が求められる仕事です。最初は気を使うことが多いかもしれませんが、コツコツと実績を積むことで、信頼を得ていくこともできます。
企業のデータや顧客情報、住所や電話番号などのリストを作成したりアンケートの結果を集計しデータ化、ショッピングサイトの商品情報入力、家電説明書のPDFのテキスト化するなどがあります。クライアントによって依頼内容は多岐にわたりますが、中にはコピペをひたすら繰り返すといった内容のものもあるようです。
主婦におススメの在宅ワーク(幼稚園・小学校以上のお子さんがいる主婦向け)
③ライティング(記事作成)
お子さんが入園・入学すれば、幼稚園や学校に行っている間の5~7時間が使えるようになるため、大抵の在宅ワークはできるようになります。なかでも、主婦に人気なのがスキル不要で初心者歓迎の求人も多い「記事作成(ライティング)」です。ちなみにライティングとは、主にWEBサイトに掲載する記事を作成する仕事です。
スキルがいるように聞こえるかもしれませんが、ほとんどの募集が経験不要・初心者歓迎です。というのも、自分の興味のある分野に関する記事や経験談を文章にするだけだからです。取材などはありませんし、自宅で記事を作ってそのままパソコン上で納品するだけの簡単作業です。
募集しているテーマは、家事・育児、グルメ、旅行、ビジネス、不動産、美容などさまざまです。たとえば「家事や育児のコツをコラムにする」「住んでいる地域のオススメレストランを紹介する記事を書く」「旅行に関するコラムを書く」「○○として働いた経験談を記事にする」「住宅ローンで困ったことをまとめる」といったような依頼などがあります。
また「新商品に関するアンケート回答」「芸能人に関するアンケート回答」など指定文字数内でアンケートに答えるといった依頼も多くある<ようです。 ギャランティーは文字数によって決められている場合がほとんど。1文字1円~3円程度が目安です。 オススメなのは、文章を書くのが好きだという人。SNSやブログなどで日常的に記事を書いているといった人にはピッタリです。 稼ぐ額を増やしたいと思うようになったら、少しずつ文章力や専門的な知識をつけていくことをお勧めします。
・クラウドワークス
・Shinobiライティング
・サグーワークス
主婦におススメの在宅ワーク(事務職が好きな主婦向け)
④在宅事務や在宅秘書
過去の経験、タイピングが得意など、事務職が好きで、事務経験を活かしたい主婦には、「在宅事務」や「在宅秘書」がおすすめです。在宅事務や在宅秘書は、以下のような事務全般を行います。
・顧客管理
・顧客からの問い合わせ対応
・資料作成
・請求書や発注書の作成
・スケジュール管理
・ホームページの運用 など
一人で仕事が完結する他の在宅ワークと違い、雇用主とチャットやメールで連絡を取り合ったり、顧客の問い合わせ対応を行ったりと他社と関わる仕事も多いため、社会とのつながりが実感できるのがメリットです。勤務時間は雇用主に合わせるため平日の日中が多いですが、通勤の必要がないため終業時間になればすぐに仕事を終えることができます。
主婦におススメの在宅ワーク(経験やスキルを活かしたい主婦向け)
⑤経験を活かした仕事
「プログラミングができる」「デザインの仕事をしていた」「語学が堪能」といった専門的なスキルや経験がある方は、在宅ワークでできる仕事がたくさんあります。
・WEB制作
・システム開発
・ウェブサイトの画像や文章の修正
・オンラインプログラミング講師 など
・ロゴデザイン
・サイトデザイン
・カタログ制作
・イラスト制作 など
・語学講師(オンライン)
・翻訳
誰でもできる仕事ではないことから報酬も高く、本業にすることも可能になります。
主婦だけど収入が増えたら確定申告しないとダメなのか?
副業をしていると気になるのは確定申告のことです。いくら稼ぐと確定申告が必要になるのでしょうか?
まず、確定申告をする場合には大きく2通りに分かれます。会社員をしながら副業をしている場合は、その副業形態がアルバイトやパートなどの給与制か、クラウドソーシングのような業務委託制かによって規定が変わってきます。
給与制の場合、1年間の収入が20万円以下であれば確定申告の必要がありません。業務委託制の場合、1年間の副業の所得が20万円を超える場合に確定申告をします。
『収入』か『所得』かの違いということになります。ちなみに、所得はその年の売り上げから経費を差し引いた金額のことをいいます。また両方の仕事をしている場合は、足して20万円以上になるようであれば、確定申告をします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、主婦におススメの在宅ワークをご紹介しました。
子供がいて、外に働きに出られなくてもできる在宅ワークはたくさんあります。これまでのスキルや経験を活かしたい方はもちろん、自分にもできそうという仕事が見つかった方はぜひ挑戦してみてください。