フランチャイズ経営で人気の業種10選をご紹介

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フランチャイズでの独立開業を検討するのであれば、参入する市場を誤ってはいけません。独立開業するということは、そこで得た収入が今後のあなたの人生を支えるための資金となるのですから、参入する市場を見誤らないことがまず重要になってきます。

そこで今回は、フランチャイズ経営で人気の業種をご紹介しますので、今後フランチャイズ経営を考えている方は参考にしてみて下さい。

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そもそもフランチャイズとは?

フランチャイズとは、フランチャイズに加盟する人・法人が、フランチャイズ本部から、お店の看板、確立されたサービスや商品を使う権利をもらい、その対価(ロイヤリティ)をフランチャイズ本部に支払うという仕組みです。

フランチャイズ本部は、新しいオーナーを随時迎え入れ、短期間で成果の出る店をつくっていきます。仕入れ・販売・集客・採用・商品開発など、ビジネスを行う上で必要な各要素を、パッケージにすることで、未経験からでもしっかりとビジネスを行うことができるように構築された仕組み、それがフランチャイズです。

それぞれのノウハウは専門的な知識と経験が必要なものですが、加盟店はそのノウハウを、一度に手に入れることができます。ノウハウを受け取る代わりに、加盟店オーナーは「ロイヤリティ」を本部に支払うビジネス構造となっています。

(参考記事)フランチャイズでの開業について

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人気のフランチャイズ業種10選をご紹介


最近では、さまざまなフランチャイズの業種が存在していますが、ここでは、人気の高い業種についてご紹介していきます。

コンビニエンスストア

フランチャイズの代名詞とも言えるコンビニエンスストアは、他業種に比べて、圧倒的なノウハウを持っています。サポート体制の充実や、幅広く対応可能なマニュアルもあり、経営経験がなくても始めることが可能です。トップクラスの知名度と信頼性によって、開店場所さえ間違えなければ、集客に困ることなく長くビジネスを続けることができるでしょう。

介護・福祉業

日本の高齢化にともない需要が高まっていることから、介護業界ではさまざまなフランチャイズ事業からの参入が増加傾向にあります。介護事業は、法人格や国の指定が必要になる許認可事業のため、競合が多いというわけではありません。しかし、行政機関への提出書類なども多く、有資格者の人材を従業員として確保するのが難しい事業でもあります。

店舗型の飲食店

多店舗展開を目指しているのであれば、居酒屋などの飲食店のフランチャイズがおすすめです。チェーン店も多く、事業展開のノウハウについてしっかりと研修やアドバイスなどを受けて進められるのも、大きな魅力の一つです。複数の店舗を開業すれば、初期費用を減額する制度があるフランチャイズもあります。当初から多店舗展開を考えているのであれば、自分に合った制度の有無など、しっかりと検討して選ぶとよいでしょう。

移動販売、デリバリーサービス(飲食)

店舗を持つ必要がない移動販売やデリバリーサービスは、他のフランチャイズ業種と比較して低資金で始めることが可能です。地域に密着して運用できるのも魅力の一つで、いったん顧客を獲得すれば、長く利用してもらえる可能性も高くなります。マニュアル通りに進めれば、特別なスキルがなくても料理や飲み物の提供もできるため、初心者におすすめの業種の一つです。

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弁当屋

ある程度の売上が確保できます。リピーターが増えれば、それなりの収入を得ることも可能です。ただし、必要な厨房機器を買取させるところもあるため、開業時に多少のコスト負担があります。しかしながら、長く続ければ続けるほど、お客が定着するのに比例して、売上増加も見込めます。

教育・保育業

教育関連のフランチャイズ経営で圧倒的に多いのは学習塾です。フランチャイズの開業ランキングでも第1位になることがあるほど人気の業種で、とくに個別学習の業態が増加傾向にあります。一度生徒を確保することができれば、継続的に収入を得られるストック型のビジネスのため、安定した運営をしやすい事業でもあります。本部のサポ―トが充実していることも多く、生徒の確保や講師採用の支援をしてくれる場合もあるのです。

学習塾に限らず、人材紹介や経営コンサルタントなど、何かを教えたり紹介したりするビジネスは、基本的に在庫を抱えるリスクがありません。また、ほかの事業のように多額の設備投資費用を必要とすることが少ないため、低資金で開業しやすいという特徴がある業種です。さらに、本部によっては、加盟金など初期費用が0円ではじめられる場合もあります。

美容関連(エステ、美容院など)

エステ、美容院といった美容関係のフランチャイズは、美容に興味がある女性におすすめです。美容関係は客単価が高く、幅広い世代の女性の需要があるため、リピーターが増えれば安定的な収入が望めます。知識や技術が必要であり、研修期間が3ヵ月から半年ほどあることから、すぐに始められない点で注意が必要です。

ハウスクリーニング

最近人気のハウスクリーニングがあります。最近は共働きの家庭が増えて家事に費やす時間がない方、高齢のために自分で掃除をすることが困難な方、自分で掃除できない場所をきれいにしたいという方などが増え、専門の業者に頼むケースがとても増えています。今、ハウスクリーニング業は順調に成長している業種です。これからさらに付加価値の高いサービスがでてくる可能性が高く、まだまだ伸びる業種といえるでしょう。

買取・リサイクル

買取・リサイクルは、コンビニエンスストアほどではありませんが、今後の伸びに期待が持てる業種です。小規模の店舗にすれば一人でも始めることができるため、開業時のコストを抑えられるというメリットがあります。AIの鑑定システムを導入しているフランチャイズもあり、鑑定の知識や経験がなくても開業できるのでおすすめです。

リフォーム関連

リフォーム関連のフランチャイズも、現在人気が高まっています。少子化、高齢化が進み、空家問題が深刻になっている今、既にある住宅をリフォームして住みたいという考えが浸透してきているためです。新築を建てるよりもリフォームの方が費用を抑えることが可能という点でも、リフォーム店は人気があります。しかし、リフォーム関連のフランチャイズで開業するには、ある程度の知識が必要になります。必要があれば資料を買って勉強したり、資格を取る必要もあるでしょう。そのために時間もかかってしまいます。人件費、材料費など、何かとコストがかかるのもリフォーム関連のデメリットです。

まとめ

フランチャイズは数多くの業種があり、それぞれにさまざまな特徴をもっています。個人経営とは異なり、フランチャイズに加盟すると本部から多くのサポートを受けて運営することが大きなメリットになります。しかし、フランチャイズ経営はメリットばかりではありません。ロイヤリティーの支払いが経営リスクにつながることもあります。また、フランチャイズ業界で人気のある業種でも、競合の多い場合には安定した収入を得ることが困難になるかもしれません。このため、フランチャイズの本部選びは、メリットやデメリットを含めて、慎重に決めることが必要になります。

自分に合ったフランチャイズを選べば、資質を活かしながら、やりがいを持って取り組めるでしょう。

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