フリーランスや個人事業主という生き方が浸透しつつある昨今、1人で開業して仕事をしていきたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、資格の必要がなく、1人でも開業できるおススメの仕事をご紹介していきます。
※この記事を書いているVector Venture Supportを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
1人でも開業できる可能性が高い仕事の基準
1人でも開業できる可能性が高い仕事の基準は、以下の通りになります。
・低コストで始められるかどうか
・場所が必要ないかどうか
・需要・ニーズが存在するかどうか
・継続的な収入が見込めるかどうか
・利益率が高いかどうか
起業・開業をする際、場合によってはさまざまな費用がかかります。場所を選ばずなるべく低コストで、なおかつ社会的なニーズがある事業を始めるのがよいでしょう。
資格が必要なく、1人でも開業できるおススメの仕事10選
資格を取得しなくても、1人で開業できる仕事は多く存在します。その中でも、特におすすめなのが、以下になります。
・ライター
・デザイナー
・エンジニア・プログラマー
・コンサルタント
・ネットショップ
・講師業
・職人
・動画配信
・アフィリエイトサイト運営
・サロン運営
それぞれの特徴について説明していきます。
ライター
ライターとは、その名のとおり文字を書く仕事のことです。ライターには、紙媒体の記事を書くライターや、Web上の記事やYouTubeの台本などを書くWebライターなどがあります。Webライターの特徴は、参入障壁が非常に低いことです。最低限の日本語が使えるのであれば、どなたでも始められます。働く場所や時間が自由であるため、最近では副業としても人気です。ただし大きく稼ぎたいのであれば、SEOライティングやコピーライティングなどの知識が必要となります。
デザイナー
デザイナーとは、WebサイトやWebサービス、ロゴなどのデザインを作成する仕事のことです。クリエイティブな仕事を好む方に向いています。Webデザイナーになるためには、デザインやコーディングなどのスキルが必要ですが、これらは独学で身につけることも可能です。特に最近では独学のためのツールが充実しているため、ますますなりやすくなったといえます。場所や時間を問わず作業できるため、リスクを背負わず独立できます。また、クラウドソーシングサイトなどで気軽に仕事を受注できることも魅力です。
エンジニア・プログラマー
エンジニアやプログラマーとは、Webサイトやシステムなどを構築する仕事です。エンジニアとプログラマーは混同されがちですが、エンジニアは仕様書の作成、プログラマーはコードの記述と業務範囲が異なります。エンジニアはクライアントの要望を汲み取れるコミュニケーションスキルを持つ方に、プログラマーはミスなく淡々とコードを書ける職人気質の方におすすめです。現在の日本では、深刻なほどIT人材が不足しています。そのため、ある程度の実力を持つエンジニアやプログラマーであれば、容易に仕事の獲得ができます。技術を取得するのにかかる労力に対し見返りが多いため、おすすめの仕事です。
コンサルタント
コンサルタントとは、専門知識を活かして顧客にアドバイスをする仕事のことです。コンサルタント業には、幅広い分野があるため、あなたの強みを活かせます。資格があれば有利かもしれませんが、必須ではありません。顧客の悩みを解決できる実力があることを理解させることができれば、仕事の獲得はできます。
ネットショップ
実店舗の運営には、建物を準備した上で内装を施し、商品を陳列するなど、いくつもの手順や費用が必要になります。それらをすべて省いた上で、ネット上で商品を販売するのが「ネットショップ」です。ネットショップで必要となるのは、パソコンとインターネットに接続できる環境。実店舗で土地や物件にあたるスペースは、ネット上の住所でもあるURLにあたります。専用のシステムを使用し、ネットショップのデザインを整えれば、あとは広告やSNSなどで集客が可能。顧客がショッピングカートにほしい商品をピックアップし、個人情報を入力すれば受注完了です。受注後は商品を梱包し、配送業者へと引き渡します。
講師業
講師業とは、その名のとおり人に何かを教える仕事のことです。たとえば、プログラミングスクールの講師や、パーソナルトレーナーなどが挙げられます。自宅を仕事場とすることで、固定費の削減が可能です。講師として活躍するためには、高い専門性に加え、コミュニケーションスキルが求められます。収入に関しては、努力次第でいくらでも稼ぐことが可能です。
職人
職人には、建物を建築する大工や、塗装工事を請け負う塗装職人などがあります。いずれにせよ、一人前の職人として独立するためには、ある程度の実地経験が必要です。豊富な知識や熟練した技術がある場合、安定した収入が期待できます。もし事業規模が大きくなってきたら、法人化を視野に入れることも可能です。
動画配信
YouTubeは、今や全世界で19億人が利用する動画共有サービス。国内でも6,000万人以上の人が利用していると言われています。それらの市場規模を活かし、「動画配信」によって報酬を得ているのがYouTuber(ユーチューバー)です。動画配信の報酬元となるのが、動画に掲載される広告収入。視聴者が広告をクリックするたびに、配信者には収入が振り込まれます。必然的に、再生回数が多い動画ほど多くの収入を得ることができると考えられるでしょう。収益率をアップするためには、人気や話題を集める動画を継続して作成できることが重要になってくるでしょう。常に新しいネタを考えながら、コンスタントに動画を投稿していかなくてはいけません。市場規模が広いということは、それだけ競争相手が多いということ。動画配信で安定した利益を得るためには、YouTube以外のプラットフォームを利用する方法も考えられます。
アフィリエイトサイト運営
アフィリエイトサイト運営は、記事内に広告が貼られたアフィリエイトサイトを運営し、広告主から成果報酬を受け取る仕事です。こちらも情報発信・インフルエンサーと同様、全く収入のない人から、年収数億円を稼ぐ人までさまざまです。アフィリエイトで収入を得るためには、なるべく多くのユーザーをサイトに集めなければなりません。SEOを含むマーケティングのスキルや、コンテンツを魅力的にする文章力・編集力などが求められるでしょう。
サロン運営
サロン運営とは、さまざまなジャンルのサロンを開業し、運営していくものです。仕事内容としては、ネイルサロンやリラクゼーションサロンなどが考えられるでしょう。小規模なサロンであれば、自宅の一部を店舗にして営業したり、マンションの一室を借りて営業したりできます。完全予約制にすれば、一気に大人数が訪れることがないため、1人でも運営できるでしょう。したがって、1人で起業して仕事をしたい人に向いています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、資格の必要がなく、1人でも開業できるおススメの仕事をご紹介しました。
今回ご紹介した以外にも、1人で開業できる仕事には、さまざまな職種が考えられます。いずれも大切なのは、自分の強みを把握した上で、開業計画を立てることです。特に、初期費用や運営資金は事前によく確認しておく必要があります。