異業種交流会への参加には時間やコストがかかるので、自分にとって有意義な交流会のみに参加するべきです。では、異業種交流会を選ぶ際には、どのようなポイントを押さえれば良いのか、どのように探したらよいのでしょうか?
今回は、異業種交流会選びのポイントや探し方について解説していきます。
※この記事を書いているVector Venture Supportを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
そもそも異業種交流会とは?
異業種交流会とは、様々な業種の人たちが集まって交流を深めようとするビジネス会のことで、カフェ会や朝活のような小規模のものから、数百名が参加する大規模な名刺交換会まであります。
普通に考えると、同業者同士が集まった方が良いように思われがちですが、実際はそんなことありません。同業者同士はライバル関係にあるので、時には情報を隠し合いするかもしれませんが、異業種交流会には情報交換を目的とした人々が集まるので、お互い積極的に情報交換することができます。その結果、今まで思いもつかなったビジネスアイデアを見つけたり、可能性のある販路を見出したりすることができるのです。
異業種交流会選びのポイント
以下で異業種交流会選びのポイントをご紹介しますが、まず異業種交流会は自分にぴったりなものを選ぶだけではなく、当日の流れをシミュレーションしておくことも重要です。特に初めて参加する方の場合、緊張から思うように振る舞えないかもしれません。しかし、プログラムを把握してきちんとシミュレーションをしておけば、自社や事業を最大限アピールできるはずです。「どんな情報を発信するべきか」「印象に残る伝え方はないか」などを意識しながら、事前にしっかりとシミュレーションしておきましょう。
では異業種交流会選びのポイントについてご紹介します。
目的を明確にする
異業種交流会に参加する前には、最終的な目的を必ず設定しておきましょう。経営者がイベントを楽しむだけでは意味がありませんし、顧客獲得やビジネスの認知度アップなど、人によって参加の目的は変わるはずです。参加前に目的を設定しておけば、その目的にぴったりなイベントを選びやすくなります。各交流会のテーマ・目的なども事前に確認しておき、自分の目的に沿った交流会のみに参加することが大切です。
参加者の層を調べておく
異業種交流会は、イベントごとに参加者の層が異なります。業種はもちろん、性別や年齢層、会社の規模なども変わってくるので、交流会によって収集できる情報も異なります。例えば、あなたが若い実業家と交流を深めたい場合に、40代~50代の経営者が中心のイベントに参加しても大きなメリットはありません。参加者の層は、過去の開催情報やレポートなどからチェックできるので、事前にきちんとリサーチしておきましょう。
各イベントのプログラムをチェックする
異業種交流会を選ぶ上で、欠かせないのが「プログラム」のチェックです。進行の流れ、どのような時間が設けられているのかはイベントごとに異なるので、目的に沿ったプログラムになっているかを必ず確認しましょう。例えば、ほかの会社に対して自社や事業を存分にアピールしたい場合は、自己PRの時間が設けられているイベントを選ぶことが大切です。
会員に発生するメリットを把握しておく
会員制の異業種交流会を選ぶ場合には、交流会への参加以外に発生するメリットを意識することが重要です。年会費は決して安いとは言えないので、相談会や懇親会、コンサルティングなどほかのメリットもきちんと確認しておきましょう。会員登録にかかるお金と全てのメリットを見比べて、コストを費やす価値があるかを慎重に判断することが大切です。
コストパフォーマンスを意識する
異業種交流会を選ぶ際に、何と言っても重視するべきなのが「コストパフォーマンス」です。今回ご紹介したように、異業種交流会には無料~高額までさまざまなイベントが存在しているので、コストパフォーマンスがより高い交流会を選ぶべきです。
参加費用や会員費が高いからと言って、イベントの質も高いとは限りません。人によって有益なイベントは変わってくるので、「どのようなイベントが望ましいのか」を考えながら、コストパフォーマンスが高い交流会を選ぶようにしましょう。
異業種交流会の探し方
初めて異業種交流会に参加したいと思う人の中にはどのように探せばいいのかがわからない場合があると思います。ここでは、異業種交流会の探し方を2つご紹介します。
ビジネスマッチングサービス
まず1つ目は、ビジネスマッチングサービスを活用する方法です。ビジネスマッチングサービスは交流会のみならず、サイト内で受発注できるサービスを展開しているケースもあります。そのため、経営者とマッチングできるサービスを選んで活用する必要があるでしょう。
・経営者マッチングアプリ|COLABO(コラボ)
・決裁者マッチングサービス|チラCEO
交流会の情報サイト
2つ目は、交流会の情報サイトを活用する方法です。対面の交流会の多くは、東京や大阪などの大都市部に集中しています。出張などで都会に行ったときに時間があれば、今日や明日開かれる交流会を探すことも可能です。交流会の情報サイトは、タイムリーに情報が更新されています。オンラインで参加できる交流会も数多くあり、都市部で働いていなくても、場所を気にせず参加できるでしょう。
・異業種交流会|ビジラボ
・独立起業志望者向けポータルサイト|アントレセミナー交流会
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、異業種交流会選びのポイントや探し方について解説しました。
現在では、日本各地でさまざまな異業種交流会が開催されています。イベントごとに目的・参加費用などの特徴は異なるので、自分にぴったりなものを選ばなくてはなりません。今回ご紹介した内容を参考にしながら、コストパフォーマンスの高い交流会を見つけていきましょう。