スクールでの開業の基礎知識や開業資金調達方法について解説

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英会話や料理・パソコン・カメラなどジャンルも幅広く、好きなことや得意なことを仕事にできるスクール経営は人気が高い仕事であり、開業する人も多いです。

そこで今回は、スクールでの開業の基礎知識や開業資金調達方法について解説していきます。

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スクール開業の基礎知識

まずは、スクール開業の基礎知識として、形態、サービス内容や資格や免許、集客方法などについて解説していきます。

スクールの場所の形態

スクールの開業においては、レッスンや授業を行う場所選びも重要です。自宅・オンライン・テナントなど様々な場所があるため、以下にそれぞれの特徴を説明します。

自宅

料理教室やハンドメイド作品、フラワーアレンジメントなど小規模なスクールであれば自宅の一室を使ったレッスンも可能です。最大のメリットは、テナントと異なり利用費用がかからない点です。ただし、自宅の住所が不特定多数の人に知られてしまう、スクールの内容によってはリフォームが必要になる点がデメリットでもあります。

マンションの一室を教室にする際には、管理組合に確認を取る必要があります。分譲であれば、スクール運営が可能な場合が多くありますが、騒音問題などで近隣住民から苦情が入る恐れもあるかもしれません。前もって近隣住民にスクールを開業することを伝え、了承を取っておくとトラブルを未然に防げます。

オンライン

英会話やプログラミング、ヨガやフィットネスといった種類のスクールを開業したいならオンラインでのレッスンも可能です。場所を選ばないため始めやすい利点があり、遠方に住んでいる人も参加しやすいので、全国に住んでいる人たちがレッスンの対象です。

オンラインでのスクールであれば、インターネット環境を整えて必要に応じて照明やWebカメラ、マイクなどを購入しておきます。ただし、直接会って教えないため、伝えたい内容が十分に伝わらないケースもあります。実際に教える場合と比較すると、生徒との距離感が生じやすいため、距離を縮める方法や適切やわかりやすい教え方を事前に考えることが必要です。

テナント

学習塾やスポーツ、ダンスやヨガまで幅広いスクールを運営できるのがテナントでの開業です。スクールとして認知されやすく、集客効果が上がりやすいメリットがあります。駅前などアクセスしやすい場所を借りられれば、より集客アップを目指せます。

ただし、借りる際の審査が通らない場合がある、初期費用が多くかかる点がデメリットです。テナントでスクールを開業したい場合は、資金を多く用意する必要があります。

スクールのサービス内容

スクールの主なサービス内容は、生徒への指導になります。その他、講師・生徒募集や面接、事務作業、売上管理、顧客管理などがオーナーの業務として発生します。

また、スクールと一言で言っても以下のようにジャンルが幅広く、子どもや大人、シニアなど年齢に特化したスクールもあります。

・英会話
・料理
・パソコン
・カメラ
・ヨガ・ピラティス
・音楽
・プログラミング
・スポーツ(サッカー・テニス・ゴルフなど)  など

資格や免許

スクールを開業する場合、特別な資格や免許は不要です。但し、ジャンルに合った資格・免許を持っていることは利用者の信頼につながり経営にも有利になるためおすすめです。

例えば英会話教室の場合は「TOEFL」「TOEIC」「英検」「全国通訳案内士試験」、料理教室の場合は「調理師免許」「管理栄養士」「食育インストラクター」「料理教室プロデューサー」など、ジャンルによってもさまざまなので、興味がある資格・免許があればチャレンジしてみるのも良いでしょう。

また、個人でスクールを開業する場合、「開業届」を税務署に提出する必要があります。開業後1ヵ月以内に提出しなければいけないため、忘れないように準備を進めておきましょう。

集客方法やマーケティング

開業したスクールを長く経営するためにも、生徒を集めなければいけません。より多くの利用者を確保するためにも、集客やマーケティングを実施しスクールの存在を多くの人達に紹介して、魅力的であると感じてもらう必要があります。募集方法は様々ですが、チラシ・フリーペーパー・ホームページ・SNSの活用などが一般的です。

以下で、その方法を説明していきます。

チラシやフリーペーパー

チラシを作成すればスクールに近いエリアに絞って配布できます。方法は、自らポスティングをするほか、新聞の折込みチラシとしても届けられます。フリーペーパーは地域限定で配布される情報誌です。掲載には費用がかかりますが、比較的安価で依頼できるので便利です。スクール周辺に住んでいる人以外にも、少し離れたエリアに住んでいる人にも存在を知ってもらうチャンスをつかめます。

ただし、チラシやフリーペーパーを見た人すべてが入会するとは限りません。情報を見てもらえない、捨てられてしまうことも考え、お得な情報を掲載するなど、魅力的な内容を盛り込むと目に留まりやすいでしょう。ホームページのQRコードを掲載すれば、ホームページに誘導もできます。

ホームページ作成

インターネットが普及している現代では、チラシやフリーペーパーのみでは集客不足になります。スクールを開業する際には、ホームページを作成して詳しい情報を掲載すると、スクールが持つ魅力を発信できます。

必須項目としては「スクールの特徴」「スクールの魅力」「会費」「問い合わせフォーム」などです。またブログを更新すると、普段の教室の様子や講師の人柄が紹介でき、スクールの雰囲気がより伝わります。

SNS活用

SNSのアカウントを作れば、より多くの人にスクールの魅力を伝えられます。また、文章のみではなく画像や動画も投稿できるので、インパクトを与えることにも役立ちます。

SNSの種類としては、TwitterやInstagram、Facebookなどです。それぞれの利用者に違いもあるので、自身が開業するスクールのターゲット層に合わせて利用するSNSを決めてください。

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スクール開業のメリット

ここからは、スクールを開業するメリットをご紹介します。

低資金で開業できる

スクールを開業するメリットは、低資金で開業できることです。ジャンルにもよりますが、飲食業など他業種と比べて大きな設備投資が不要で小スペースでも始められるので、低資金で開業しやすいです。自宅での開業やオンライン指導を導入するなど、初期費用を抑えられる方法も豊富です。

趣味や特技を活かせる

趣味や特技を活かせることも、スクールを開業するメリットです。ジャンルが幅広く、英語や料理、カメラなど趣味や特技を仕事にできる業界のため、自分自身も楽しみながら働くことができます。好きなことで収入が得られるというのは、非常に魅力を感じるポイントではないでしょうか。

副業にも最適

副業にも最適なことも、スクールを開業するメリットです。特に個人で開業する場合、営業時間や日数、曜日なども自由に決めることができます。仕事や家事・育児の合間に働くことができるため、副業する方も多いです。また、自宅で開業することで出勤のための移動時間が不要になるため、さらに自由な時間がつくれるようになります。

スクール開業のデメリット

次に、スクールを開業するデメリットをご紹介します。

競合が多い

人気のあるジャンルのスクールを開業する場合、競合となる教室が多いことがデメリットとして挙げられます。競合激戦区を避けて開業するなど対策しなければ、思うように集客ができず、経営を安定させることも難しくなってしまいます。

集客に苦戦する場合もある

集客に苦戦する場合があることも、スクールを開業するデメリットです。開業エリアに競合がいるいないかなどにもよりますが、特に個人で開業する場合は認知度が低く生徒が集まりにくい傾向があります。また、自宅で開業する場合はテナントなどで営業するより存在を知ってもらいにくいこともあります。

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開業資金をどこから調達すればいいのか?

開業資金について、まずは場所の形態によって開業にかかる費用は大きく変わります。自宅の場合はかかりませんが、テナントを借りたりレンタルスペースで教室を開く際は家賃がかかります。レンタルスペースは光熱費やネット接続などの通信費等は請求されない場合が多いですが、テナントであればかかってしまいます。

また、通う際の交通費も、自宅以外は必要経費です。さらに、教室を知ってもらうための広告宣伝費、教室を開くときに使う消耗品(お菓子や飲み物を出す場合もこれにあたります)など、実に多くのものにお金が掛かるのです。そして、開業後にすぐに売り上げが立つとは限りませんので、出来れば毎月かかる費用の3~6ヵ月分を運転資金としてもっておく必要があります。

開業するにあたり、自己資金、いわゆる貯金だけで開業できればいいですが、なかなか日々の生活費なども考えると難しい所です。では自己資金以外でどこから調達すればいいのでしょうか?

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫とは、2008年10月1日に、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の4つの金融機関が統合して発足した100%政府出資の政策金融機関です。全国に支店網があり、固定金利での融資や、長期の返済が可能など、民間の金融機関より有利な融資制度が多く、設立間もない法人やこれから事業を始めようとする人であっても、融資を受けやすいのが特徴です。

一般的な中小企業に関係する事業は、国民生活事業になり、国民生活事業は事業資金の融資がメイン業務で、融資先数は88万先にのぼり、1先あたりの平均融資残高は698万円と小口融資が主体です。融資先の約9割が従業者9人以下であり、約半数が個人企業です。サラリーマンには馴染みではないですが、理由として、銀行のように口座はなく、貸付のみだからになります。

創業者向け融資制度である「新創業融資制度」や認定支援機関の助言があれば無担保・無保証、金利が安価になる「中小企業経営力強化資金」という融資制度がお勧めです。

信用保証付の融資

「信用保証協会」という公的機関に保証人になってもらい、民間の金融機関から融資を受ける制度です。貸倒のリスクを信用保証協会が背負うので、実績のない創業者が民間金融機関から融資を受けることが可能となります。万が一返済が不可能になった場合は、信用保証協会が代わりに金融機関に返済し、その後債務者は、信用保証協会に借入金を返済することになります。信用保証協会は全国各地にあり、地域ごとに創業者向けの融資制度を設けています。また独自の融資制度を設けている自治体も多くあります。

手続きの手順としては、信用保証協会に保証の承諾を受け、金融機関から実際の融資を受けるという流れになります。また各自治体の制度を利用する場合は、自治体の窓口を経由することになります。

親族、友人・知人からの借入

親族・知人から借入をする際には、その人の好意でお金を借りることになります。先々トラブルにならないようにしっかりとした取り決めをおこなっておくことが重要です。いくら近い間柄とは言え、お金を貸す側の心理としては複雑なものです。また、後々トラブルになりやすい資金調達法でもあるため、甘えてしまわないよう入念な説明と借用書などを交わすなど、お互いが納得のいく取り決めをしっかりとしておきましょう。

その他注意点として、金額によっては贈与税を納めなくてはならないので、実施する場合は、贈与とみなされないよう書面(金銭消費貸借契約書)を作成したほうが良いでしょう。また、利息など契約内容も明確にし、返済は銀行口座を通じたり、領収書をもらうなどして、証拠を残したほうが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、スクールでの開業の基礎知識や開業資金調達方法について解説しました。

スクールを開業、運営するには、開業届の提出や資金計画の立案、備品や雇用契約書などのさまざまな準備が必要です。事前に必要なモノを調べたり書き出してみて、抜け漏れのないように準備してください。

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