失敗しないために知っておきたい!スケルトン物件のメリット・デメリットを徹底解説

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飲食店を新規開業するときに、居抜物件かスケルトン物件かで悩む人は多いですが、今回は、スケルトン物件について解説していきます。

そもそもスケルトン物件とは?

スケルトン物件とは、テナントの内装や設備をすべて取り除いて、建物の骨組みだけになっている状態の物件です。コンクリートうちっぱなしで配管や配線もむき出しになっている物件といったほうがわかりやすいかもしれないですね。スケルトン物件では、そのような何もない状態のまま引き渡しとなります。

一方、内装がすべて残ったままになっている物件は「居抜き物件」と呼ばれて区別されます。内装が一部だけ残っている物件は「半スケルトン物件」「一部居抜き物件」などと呼ばれ、基本的にすべて居抜き物件という扱いになります。

スケルトンにも2種類ある?

スケルトン物件には2種類あり、「何もない状態」を指すスケルトンには、以前飲食店が入っていて、配管やダクトが残っているケースと本当に何もなく配管から自分で引かないといけないケースがあります。本当のゼロベースは工事費がとっても高いので、スケルトンといえどもインフラが整っているかはひとつの目安になってきます。

スケルトン物件のメリットとデメリット

ここからは、スケルトン物件のメリットとデメリットについて説明していきます。

スケルトン物件のメリット

スケルトン物件を契約する最大のメリットは、なんといっても設計やデザインの自由度が高く、自分が思い描いているお店を形にできる所です。

近隣の方やお店の前を通る通行人には工事中から注目をしてもらえますし、それが宣伝にもつながります。また、新しく店内を作るので綺麗な店舗になり、お客様に好印象を与えることができます。

スケルトン物件のデメリット

デメリットは、とにかく費用がかかる事です。それと同時に、開業までの期間も長くなり、居抜物件では1ヵ月くらいでできる所、スケルトン物件は2~3ヶ月くらいは必要になるでしょう。時間がかかれば、契約次第ですが、開業前に支払う家賃や電気代などの経費も多くかかってしまいます。

配管や導線などがない場合、飲食店慣れしていない工務店などの施工業者に頼むと、オープン後に大変な思いをする可能性がありますので、飲食店の経験則が高い工務店、建築設計事務所に依頼するといいでしょう。

スケルトン物件に向いている方とは?

スケルトン物件は以下のような方に向いているといえます。

一から自分で店舗を作り上げたい

自分の理想の店舗を一から造り上げたいという方は、スケルトン物件を選ぶとよいでしょう。居抜き物件だとどうしても妥協しなければならない部分が出てしまいます。スケルトン物件であれば、すべて自分の思うようにカスタマイズできます。

資金や時間に余裕がある

スケルトン物件から開業するためには、内外装をすべて手配しなければならないため時間と費用がかかります。資金が十分に準備でき、オープンまでの時間に余裕があれば、スケルトン物件を選ぶとよいでしょう。

2店舗目以降を開業する

すでに1店舗目を開業し、オープンや経営のノウハウがわかっている場合はスケルトン物件を選んでも問題ないでしょう。予算や期間を的確に計算できるため、スケルトン物件でも無駄な時間やコストを使わず開業できます。

まとめ

スケルトン物件は、内外装など一から作る為、高額な費用が発生しますが、自分自身が作りたいお店作りが出来るメリットがあります。

予め、ご自身の自己資金や融資や出資で入る金額など、集められる金額を加味したうえで検討していきましょう。

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