各国のCO2排出量の実態と今後の目標

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現在、環境問題への取り組みは世界各国の共通認識となっております。特に地球温暖化の原因と言われているCO2の排出削減に向けた動きは、ニュースなどでも連日報道され、注目されています。

今回は、現在の世界各国におけるCO2排出量についてお伝えいたします。

各国のCO2排出量について

※世界全体のエネルギー起源 CO2排出量 317億トン(うち、G20諸国の排出量 81%)

・①中国   31.8%(100.8億トン)
・②アメリカ 13.4%(42.61億トン)
・③EU27ヵ国 7.6%(23.9億トン)
・④インド  6.6%(20.8億トン)
・⑤ロシア  4.9%(15.5億トン)
・⑥日本   3.1%(9.9億トン)
・⑦イラン  1.8%(5.7億トン)
・⑧韓国   1.7%(5.5億トン)
・⑨インドネシア 1.7%(5.3億トン)
・⑩カナダ  1.6%(5.1億トン)
・⑪サウジアラビア 1.5%(4.8億トン)
・⑫ブラジル 1.2%(3.9億トン)
・⑬南アフリカ 1.2%(3.9億トン)
・⑭オーストラリア 1.2%(3.7億トン)
・⑮トルコ 1.2%(3.7億トン)
・⑯メキシコ 1.1%(3.5億トン)
・⑰イギリス 1.0%(3.0億トン)
・⑱その他  17.4%(55.1億トン)

各国の今後の目標(2030年目標)

中国


①CO₂排出量のピークを2030年よりも前にすることを目指す
②GDP当たりCO₂排出量を-65%以上(2005年比)

アメリカ


-50~-52%(2005年比)

インド


GDP当たり排出量を-45%(2005年比)

ロシア


1990年排出量の70%(-30%)

日本


-46%(2013年度)
さらに50%の高みに向け、挑戦を続けていく

韓国


-40%(2018年比)

アルゼンチン


排出上限を年間3.59億トン

オーストラリア


-43%(2005年比)

ブラジル


-50%(2005年比)

カナダ


-40~-45%(2005年比)

フランス・ドイツ・イタリア・EU


-55%(1990年比)

インドネシア


-31.89%(BAU比)(無条件)
-43.2%(BAU比)(条件付)

メキシコ


-22%(BAU比)(無条件)
-36%(BAU比)(条件付)

サウジアラビア


2.78億トン削減(2019年比)

南アフリカ


2026年~2030年の排出量を3.5~4.2億トンに

トルコ


最大-21%(BAU比)

英国


-68%以上(1990年比)

各国の今後の目標(2050年)

中国


CO₂排出を2060年までにネットゼロ

アメリカ


2050年ネットゼロ表明

インド


2070年ネットゼロ

ロシア


2060年ネットゼロ

日本


2050年ネットゼロ表明

韓国


2050年ネットゼロ表明

アルゼンチン


2050年ネットゼロ表明

オーストラリア


2050年ネットゼロ表明

ブラジル


2050年ネットゼロ表明

カナダ


2050年ネットゼロ表明

フランス・ドイツ・イタリア・EU


2050年ネットゼロ表明

インドネシア


2060年ネットゼロ

メキシコ


2050年ネットゼロ表明

サウジアラビア


2060年ネットゼロ

南アフリカ


2050年ネットゼロ表明

トルコ


なし

英国


2050年ネットゼロ表明

※「ネットゼロ」とは、温室効果ガスの排出量を、吸収量や除去量と合わせて、全体で正味ゼロにすること

まとめ

今回は世界各国のCO₂排出量、今後の目標についてお話をいたしました。

今後も2030年や2050年に向けて、温室効果ガスの排出量削減に向けた施策や取り組みが加速していくと予測できます。国だけではなく、自治体や企業、個人での取り組みや省エネ、再エネへの利用など、身近でできることからの取り組みが求められています。

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