Web経由での集客を考えた際、まずはその入り口となるバナーが必要ですよね。
いくら良いランディングページを作ったとしてもユーザーに見てもらえなければ意味がなく、バナーの良し悪しでコンバージョン数は大きく変わってきます。
しかし、いざ「バナーを作ろう!」と思っても何から手をつけて良いのか、どこを改善したら良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、今回は制作会社のデザイナーである筆者が、バナーを作る際に押さえておきたい基本的なポイントについて、実際の事例を交えながら解説していきます!
※この記事を書いているVector Venture Supportを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
目次
ポイント1:文字数は極力少なめに、端的に商品やサービスのメリットを表す
まず気をつけておいてほしいポイントは「伝えるべき情報を整理する」ということ。
「良いところをたくさん知ってもらいたい」、「せっかくお金をかけて広告を出すなら・・・」などという気持ちからついついたくさんの情報を入れてしまいがちです。
しかし、バナーの表示サイズは思っている以上に小さいので、細かい文字でたくさん情報が載っていても単純に読みづらく、かえって何も伝わらないバナーになってしまいます。
バナーという限られたスペースを有効活用する為には、内容を絞り込み、本当に知ってほしい内容をしっかりとユーザーに伝えることが重要です!
ポイント2:「限定」や「期日」を設けることでユーザー心理に訴えかける
どの年代においても日本人は皆「限定」という言葉に弱いものです。
安直な考えに感じるかもしれませんが、あらゆる場所でバナー広告を目にする機会がある中、ユーザーに無視をされないようなバナーにする為には、「”今”見ないと!」と思わせることが重要になってきます。
「集客が頭打ちで、とにかく現状を打破したい!」といったような場合、このような要素を取り入れることも視野に入れてみましょう。
ポイント3:斬新なキャッチコピーでユーザーの興味をひく
こちらのバナー、多くの方が一度は見たことがあるのではないでしょうか。
デザインとしては非常にシンプルですが、メッセージや写真の印象が強く、そこまで興味がなかったとしてもついクリックしてしまいたくなりますよね。
このように、単純にサービス名やメリットを押し出すのではなく、思わずドキッとしてしまうようなキャッチコピーを用いることもバナー制作においては非常に重要です。
もう少し実際の事例に寄せて見てみると、例えば上記のようなバナーが考えられます。
Excelを使った見積書の作成が手間だな・・・と感じていた方には思わずクリックしたくなる魅力的なバナーになっているのではないでしょうか。
ポイント4:デザインや訴求内容はリンク先のページに合わせる
デザイン的に優れたオシャレでかっこいいバナーを作るというのも一つの選択肢ですが、リンク先のページとあまりにもかけ離れたデザインや内容になっていると、ユーザーが「何か別のページに飛んでしまった」と感じ、ページ離脱の原因になってしまいます。
バナー制作の際、リンク先のページからあまりにもかけ離れたようなトーンで作ることは避けましょう。
例えば当サイト「Vector Venture Support」の「飲食開業相談会」のバナーはこちらです。
そして、リンク先のランディングページがこちらになります。
リンク先と同じ女性の画像を使うことで、リンク先に飛んだ後も違和感がなく自然な流れで読み進められるようになっています。
まとめ
今回は「クリックされるアイキャッチ」を作る上で押さえておきたい基本的なポイントについてご紹介しました。
記事中でご紹介させて頂いたバナーの多くは、バナーデザインのギャラリーサイト「レトロバナー」に掲載されているものです。
他社の成功事例を参考にすることでアイデアが浮かぶ場合もあります。
「何から手をつけて良いかわからない!」という方は、このようなサイトも参考にしつつ、今回の記事の内容をバナー制作に取り入れてみて下さい!