Webを活用している企業であれば、一度は検討したことがあるのが「Web広告」ですよね。
Web広告にも様々な種類がありますが、その全てをきちんと把握できていますか?
実際にWeb広告の運用を行っている方でも、自信を持って「任せて!」と言える人は意外と少ないのではないでしょうか。
Web広告にはリスティング広告以外にも数え切れないほどの種類があり、自社の商品やサービスに相応しい広告手法を選択することで、売上を何倍にも上げることが可能になります。
「Web広告をこれから出したい!」という方や「今出している広告が本当に自社に合っているか不安」という方に向けて、Web広告の種類や特徴についてわかりやすくご説明します。
代表的なWeb広告
毎年新たな広告が登場しているほど移り変わりが激しいWeb広告の世界。
その中でも「これだけは押さえておきたい!」という代表的なものについてご紹介します。
リスティング広告
GoogleやYahooなどの検索エンジンにユーザーが入力したキーワードに基づいて、その検索結果や提携サイトに広告を配信するWeb広告の中では最もメジャーな広告の手法です。
「リスティング広告って何?」という方や「GoogleとYahooのどちらに広告を出したら良いかわからない」という方は下記の記事をご覧下さい。
(参考サイト)GoogleとYahoo、2大リスティング広告についてわかりやすくお教えします!
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、通常「成果報酬型」の広告のことを指します。
成果報酬型とは、企業であれば「問い合わせ」や「資料請求」、通販サイトであれば「商品の購入」など、一定の成果が出たときにのみ広告料を支払う仕組みのことです。
つまり、1件も問い合わせが発生しなければ広告料を支払う必要はなく、ASP(=アフィリエイト広告のサービスを提供している業者)に使用料を支払うのみとなります。
クレジットカードの申し込みや保険の資料請求などの金融商品や美容系の通販でよくみられる広告の手法です。
アドネットワーク広告
Webサイトやブログ、ネットメディア、SNSなど、様々な広告媒体を集めて広告配信用のネットワークを形成し、一度に多数のサイトに広告を配信する手法です。
通常、それぞれの媒体ごとに異なる広告のフォーマットが求められますが、アドネットワークを利用すれば広告をまとめて配信・管理することができます。
「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」やGoogleの「Googleディスプレイネットワーク」が代表的です。
DSP広告
DSPとはDemand-Side Platformの略で、Demand-Side(=広告の発注側)の為のサービスです。
複数のアドネットワーク広告やSSP(=広告効果を最適化させる為のサービス)を横断して、広告の配信を管理することができます。
事前に予算や目標を設定することで自動で効果的に広告を配信することができるので、上手く活用すれば運用のコスト削減に繋がります。
広告の種類、というよりは広告運用の為のツールのようなイメージです。
純広告・バナー広告
純広告は、特定の媒体に広告料を支払って掲載する広告のことです。その点、様々なメディアに掲載される可能性のあるアドネットワークなどとは異なります。有名なメディアに使用料を支払って広告スペースを借りるという、一番シンプルな広告の形ですね。
代表的なのはYahooのトップページの右側に表示される広告でしょう。
1週間ごとの契約ですが、かつては1000万以上出さないと掲載できないような時期もあり、最も使用料の高い広告スペースだと言われていました。
*現在は配信エリアなどを細かく指定することで、比較的安価に掲載することができるようになりました。
多様化するWeb広告
広告の配信形式や配信先の媒体は日々多様化しており、バナーやテキストがWebサイトに表示される形の広告以外にも多くの選択肢があります。
配信方法が変わればリーチできるターゲット層も大きく異なりますので、現在の広告運用で成果が伸び悩んでいる方は、次に紹介するような種類の広告を試してみるのも良いでしょう。
SNS広告
昨今話題のTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSに配信する広告のことです。
ユーザーのプロフィールや趣味嗜好、訪れた場所などのデータから精密なターゲット設定を行うことができることが一番の特徴です。
例えば、「20代、男性、海外旅行好き」など広告配信先のユーザーを細かく指定できるので、明確なターゲットが存在する場合に非常に有効です。
SNS広告のより詳しい説明や使い分けのポイントについては下記の記事を参考にして下さい。
(参考サイト)
【販路拡大】拡散希望!今さら聞けないTwitter広告の種類と始め方・活用のコツ!
(参考サイト)
【販路拡大】ソーシャル広告を企業が活用するメリットは?使い分けのコツはこれだ!
動画広告
YouTubeやGyaoなど動画配信サービスに掲載される広告はもちろん、広告配信の形式としては動画が今非常に注目されています。
記事広告
記事広告とは、「ネイティブ広告」とも呼ばれる広告の1種で、メディアやブログなどに広告料を支払い、通常の記事のような形で商品やサービスを紹介することです。
いわゆるWebサイトの広告枠にバナーなどの広告を出すのではなく、より自然な形でユーザーに自社の魅力を知ってもらう為の手法です。
メール広告
「メール広告」と聞くと「メルマガのことかな?」とお思いの方も多いのではないでしょうか。メールマガジンは配信形式の一つで、その配信形式は様々です。
見込み顧客に直接的にアプローチができるメール広告は、上手く活用すれば非常に費用対効果の高い広告の手法です。
まとめ
今回は数あるWeb広告の中から代表的なものについてご紹介しました。
一言で「Web広告」といっても配信先や方法、形式など多種多様な選択肢があります。
従来のリスティング広告やディスプレイ広告はもちろん、動画やSNS広告など様々な手法を試すことで、自分に相応しい広告はどれなのかしっかりと見極めていきたいですね。
「これから広告を出したい!」という方や「広告の成果が頭打ちで何か良い方法はないか?」とお悩みの方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみて下さい!