ビジネスマンが行きかう場所「四谷三丁目」でチョコバナナやりんご飴の提供など、今までにない新スタイルの大衆居酒屋を昨年オープンした店主保坂様に、開業時の苦労した点や今後の展望などの話をお聞きしました。
お祭り酒場 四谷3丁目店
住所:東京都新宿区四谷3-11-4池田第一ビル1F
丸の内線四谷三丁目駅出口2より徒歩1分
電話:050-5348-7001
営業時間:
月~金曜日: 17:00~5:00(料理L.O. 4:00、ドリンクLO4:00)
土曜日: 15:00~0:00(料理L.O. 23:00、ドリンクLO23:30)
日曜日・祝日: 11:30~0:00(料理L.O. 23:00、ドリンクLO23:30)
定休日:無
平均予算:
2,000円(通常平均)
600円(ランチ平均)
クレジットカード:
VISA、MasterCard
お祭り酒場 四谷3丁目店 HP
お祭り酒場 四谷3丁目店について
お祭りの雰囲気だったり、メニューをお祭りに寄せてイメージした誰もが入りやすい居酒屋です。店内の内装も、お祭りの雰囲気にしており、BGMも祭囃子を流していたり、日本の方のみならず、海外からの旅行者からも日本のお祭りを体感して頂きたいと思います。
また、メニューも日本のお祭り屋台で提供されているたこ焼きや焼きそば、お子様にも喜ばれるチョコバナナやりんご飴も提供しております。今までにない新スタイルの居酒屋を目指しています。
前述でお話しましたが店内の雰囲気と毎日通えるリーズナブルな価格帯で商品を提供しています。多くの居酒屋は価格帯を3,000~4,000円に設定していますが、当店は2,000~2,500円です。毎日通うにしても3,000~4,000円は懐が痛みます。常連の方や近隣の方にも、毎日通っていただけるような価格で営業しております。
居酒屋メニューに加えて、りんご飴、チョコバナナ等、お祭りの屋台で提供している商品を多く加えています。
そして綿飴はセルフサービスにしています。綿飴は自分で作るところから楽しいので、その部分から体感していただきたいと思ってます。日常で綿飴を作る機会は非常に少ないと思うので大変喜ばれております。
また、生ビールを199円で提供しております。よく【本当は生ビールじゃないんじゃないの?】等聞かれますが、本物の生ビールで【サントリー プレミアムモルツ】です。
リーズナブルな価格帯とはいえ美味しいものを提供する事ですね。私自身も、プライベートで行くお店で一番うれしいのは【この価格でこんなに美味しいんだ!】と思う瞬間です。ある程度は価格とクオリティは比例するとは思いますが、お値段以上のクオリティで提供できるよう経営努力をし続けていこうと思っています。
あと、一年中お祭り感を味わってもらう為、元気さを大事にしています。お店全体の【明るさ】も意識していますね。店内の調光も当然ですが、私も含めてスタッフの表情や雰囲気、声も特に意識しています。スタッフが本気で明るく楽しそうに対応しているとお客様も自然と明るくなると思っています。
開業する際に苦労した点について
物件取得ですね。資金的に居抜きが条件でしたので物件探しは大変でしたね。【30坪、60席、居抜き】をテーマに半年ほど探しました。自分の足で気になる街を歩いたり、ネットで検索したりと大変でした。
そして、探すのも大変でしたが、審査を通すのも大変でした。好立地で有ればある程、自分以外にも申し込みが入ります。私は1店舗目ですが、他の申込者はチェーン店や多店舗展開しているお店だったので、審査が通るか心配でした。
あとはパートナー選びですね。60名入れる店舗なので要領よく店舗内のオペレーションを任せられる方を欲していました。開業初期なので多くの人件費をかける事は出来ない中で、優秀な人員を確保することは大変でした。
物件取得
乗降者数を調べたり、採算の取れる席数が組めたので四谷三丁目に決めました。街を徹底的に調べたのと、近隣の類似店を毎日のように訪問して、自分のお店を開業した際の売り上げ予測を照らし合わせながら、この物件で成り立つと判断しました。
審査を通すことについて、好立地で有ればある程、自分以外にも申し込みが入ります。私は1店舗目ですが、周りはチェーン店や多店舗展開しているお店だったりして、、
今回の四谷三丁目の物件は、偶然店舗の近隣に知り合いがいて、今回の店舗ビルのオーナーと同じ町内会に加盟している事が分かり口利きしてもらうことによって何とか取得できました。
パートナー選び
出来るだけ社員を多く抱えたかったのですが、いきなり社員として固定の給与を出すのは大変です。なので、まずはバイトとして入ってもらい、その中でどうしても欲しい方やステップアップを希望されている方を社員雇用しました。
売上ですね。ただ売り上げと言えば寂しい気もしますが、売上=お客さん満足度、売上=社員の満足度と考えています。売上が上がり、お店が安定すればお客様やスタッフに利益を還元でき、福利厚生を充実させる事が出来ると考えています。社員とその家族を幸せにしたいですね。
多店舗展開を考えています。3年後に10店舗、5年後に30店舗。を目標にオペレーションの簡易化推し進めています。未経験のアルバイトが今日からでも動けるようなオペレーションを組めるようにしたいですね。継続して黒字化させていくための仕組み化もしてます。
飲食開業予定者へのアドバイス
コンセプトは明確にしておきましょう。当店も、長きに渡って検討していた業態が別に有りました。結局選んだ物件と検討していた業態がマッチしないと判断した為、店舗物件取得時に大幅な業態変更しました。その為メニュー構成から内装、原価率計算まで全てやり直しました。
これから開業を検討される方は自分が【出来る事】【やりたい事】をきちんと把握しながらコンセプトを設計されるのがいいと思います。そしてコンセプトから逆算した形で、物件取得に望まれるのがいいと思います。
(取材協力:【お祭り酒場四谷三丁目】店主 保坂 徹様)
(取材・編集:起業のミカタ編集部)