当記事では、書道家(教室)での開業について解説していきます。
※この記事を書いている起業のミカタを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
書道家の開業方法
書道家は、大きく分けて2種類の開業方法があります。
一つは、小学生など一般の人に書道を教える書道教室の先生、もう一つは、型にはまらず自由に文字を描き、店頭の看板や額に飾り芸術を提供する道です。最近では机にしっかりと向き合って書道をする小学生が減ってきているようですが、一方で日本の文化が世界でも高く評価され始めており、現在はグローバルな活躍をする書道家も増えてきています。
必要資格
書道の教室を開くには、特別な免許や師範の免許を必要とせずに開業することが可能です。しかし、書道の師範の免許や、所属の流派もなしに書道の教室を開く方は、現実にはほとんどなく、師範になってからの開業が一般的です。
手続き
個人事業主として開業する場合、一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出します。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせが必要です。
法人として会社を設立する場合、定款作成、会社登記をし、法人設立届出書、青色申告の承認申請書、給与支払事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、法人設立届出書(地方税)などを提出します。
書道教室を開く場所
書道教室は、生徒を受け入れられる空間であれば、どこでも教室を開くことができます。書道教室で多いのは、先生の自宅や家の近くの公民館などです。自宅ですと無料で空間が確保できますが、公民館などの公の施設を借りるとお金が発生します。収入との兼ね合いで、生徒数が増えるまでは赤字になる可能性もありますので、収入と支出のバランスを見て場所を決める必要があります。
集客が大事!?
さあこれから開業といっても、顧客がいなければ事業として進展しません。その為に、ホームページやチラシなどを作成し、「PRポイント」を訴求していかなければいけません。更に、Facebookやtwitter、blogなどSNSでの情報発信をしていきましょう。
まとめ
書道教室は、事業を続けていくには大変ですが、日本の文化も感じられる書道という道は、これから長い目で見ても絶えることなく、時代と共に形を変えながら受け継がれていくことでしょう。