起業・開業時に揃えておきたい印刷物とは?

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起業・開業して、スタートダッシュをかける時期に販促・営業ツールが揃っていないということにならないようにあらかじめ必要になる印刷物の準備や手配をしておきましょう。

今回は、起業・開業時に揃えておきたい必要な印刷物を解説していきます。

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起業・開業時に揃えておきたい5つの印刷物

    ・① 名刺
    ・② 封筒
    ・③ 挨拶状
    ・④ チラシ・パンフレット
    ・⑤ 営業資料

    では代表的な印刷物の5つについて、それぞれ解説していきます。

① 名刺

起業・開業してまず必要になる営業ツールと言えば名刺です。名刺を渡した方の手元にいつまでも残るものですので、印象の良い綺麗な名刺を作成しましょう。

名刺はその小さな中にとても大 事な要素がたくさん入っています。でも、いくら初対面の人にアピールしたいからといって、なんでもかんでも盛り込むのはマナー違反になります。情報は多すぎず少なすぎず、受け取った人が気持ちよく見ることができることが一番大切です。

名刺は、いざとなれば数日で出来ると思う方が多いですが、会社名がギリギリで決まったり、まだ事務所などの所在地が確定していないなどの不確定要素があれば、名刺作成に意外と時間がかかりますので、以下の項目が分かり次第、速やかに作成準備に入りましょう。
 

名刺に入れておきたい項目
    ・会社名(屋号)
    ・ロゴ
    ・会社住所
    ・メールアドレス
    ・電話番号(携帯番号)
    ・ファックス番号
    ・HPのアドレス(https://xxx.jp)

    出来れば名刺の裏面に、企業理念やサービス内容などを入れておくとよいでしょう。

    (参考記事)【起業家にお勧め!】名刺作成テンプレートについて

    ② 封筒

    毎月の請求書の発送や定期的に資料を送付したりするお客様にはもちろん、資料請求への対応やセミナーや展示会での資料送付など、名刺よりも先にお客様と接点を持つこともあります。市販の茶封筒ではなく、社名やロゴの入ったオリジナルの封筒を作成することで、会社の信用や印象を高める効果があります。
     

    揃えておきたい封筒の種類
      ・角形2号(240×332):A4判の用紙が入る大きさ。
      ・長形3号(120×235):A4判三つ折のDMが入る大きさ。定形郵便物としては最大のサイズに当たる。
      ・長形4号(90×205) :もっとも一般的なサイズ。B5判の便箋を三つ折、または四つ折にして入れるのに適した大きさ。

      書類送付など事務手続きで、頻度の高そうなものは揃えておきましょう。

      ③ 挨拶状

      起業・開業した際の挨拶状では、会社名や事務所の住所を正確に明記し、日頃の感謝の気持ちとこれからも変わらぬ厚誼をお願いする言葉を添え、文章は簡潔にわかりやすくまとめる事が大切です。

      会社を設立したら、知人・友人・これまで取引をした人に挨拶状を出しましょう。挨拶状の送付、会社設立時にしかないチャンスなので、このタイミングを活かしてあなたの会社をアピールできます。既存の取引先や消費者に良いイメージを持ってもらうことは、業績向上につながります。その意味でも、会社の存在を知ってもらうために挨拶状を出すのが効果的と言えます。

      そして会社設立の挨拶状は、事業・営業開始日の1週間ほど前に送り先の相手に届けるようにしましょう。もし1週間前に間に合わないときも、事業・営業開始日までには必ず相手に届くようにしましょう。事業・営業開始日以降に挨拶状を送ってしまっては、礼儀の面で、そして後手に回っているように思われてしまうので、早めにお送りするのが得策です。

      (参考記事)起業・開業した際の挨拶状の書き方について解説

      ④ チラシ・パンフレット

      チラシ・パンフレットは、自社の製品やサービスをアピールするため必要不可欠なツールです。店頭などに置いてもらう場合や、対面でどのような事業をしているのかを目の前でプレゼンできる強力なツールです。

      チラシ作成のポイントはチラシを読んでくれた人にどのようなアクションを取ってもらいたいのかを明確にすることです。来店数を増やしたいのか、お問い合わせや資料請求を増やしたいのかといったゴール設定が明確になることでどのようなレイアウトにすべきか、どこを目立たせるべきかがはっきりしてきます。

      (参考記事)【チラシの作り方】自作する場合の作業工程とポイントを解説

      ⑤ 営業資料

      業種にもよりますが、商品やサービスのプレゼン(営業)をするにあたっては、やはり営業資料が必要です。内容としては、サービス内容や料金表、契約までの流れ、サポート面、自社と他社の比較等、画像や表、グラフを使って視覚的に受け取ってもらいやすく作成しましょう。

      一口に「営業資料」と言っても、簡単なパンフレットから、分厚い提案書まで様々です。また、業種によってはショップカードやチラシと併せたものになるケースもあるでしょう。それぞれの利用シーンごとに、適切な営業資料を準備するようにしましょう。
       

      営業資料の基本的な構成
        ・表紙
        ・目次
        ・会社概要
        ・サービス内容
        ・料金表
        ・問い合わせ先

        営業資料は、基本的な構成要素、フォーマットを守って資料を作成する。ページごとにテーマを決め、メッセージを簡潔に盛り込みましょう。そして文字ばかりではなく、画像や図なども使って視覚的にアピールできるようにしましょう。

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        印刷物作成は印刷通販を活用しよう!

        印刷通販とは、インターネット上でオフセット印刷に使用できるデータを顧客に送信してもらい、それを印刷し、ユーザーの指定先に納品して完了するサービスです。ここ数年で利用者が激増しているインターネットサービスの一つになります。

        その魅力はなんといっても価格です。人を使わずにインターネットのシステムで解決できるので、非常に安価で印刷物を作ることができ、各印刷通販サイトでは印刷する部数や紙質、納期などをチェックすると価格が表示されているため、印刷にかかる費用が明確になります。

        (参考記事)起業家にお勧めの印刷通販会社4選

        まとめ

        起業・開業後に時間が経ってしまうと間延びしてしまいますので、事前に「名刺」「封筒」「挨拶状」「チラシ・パンフレット」「営業資料」などの印刷物を用意しておきましょう。

        より詳しい情報や起業・開業に役立つ情報は「起業のミカタ(小冊子)」を無料で贈呈していますので、合わせてお読みください。

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