久しぶりのビジネスメールの正しい書き方【例文付き】

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🔰 はじめに

「久しぶりのメールを送りたいけれど、書き出しに迷う」
「営業の連絡を再開したいけれど、不自然に思われたくない」
「目上の人に失礼にならない表現がわからない」

そんなビジネスパーソンに向けて、この記事では以下の内容をわかりやすく解説します:

  • 久しぶりのビジネスメールで気をつけるべきマナー
  • すぐに使える例文(営業・目上の方向け)
  • 相手に思い出してもらうコツとNG表現

① 久しぶりのメールとは?ビジネスでは「3か月以上」空いたら要注意

ビジネスメールにおいては、前回の連絡から3か月以上空いている場合、「久しぶり」と捉えられます。その際は、以下のようなクッション言葉を入れることで印象を和らげることができます。

よく使われる書き出しフレーズ:

  • ご無沙汰しております。
  • 大変ご無沙汰しております。
  • 長らくご無沙汰しております。
  • ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

② 基本の構成|ビジネスでの「久しぶりメール」書き方5ステップ

  1. ご無沙汰のお詫びと時候の挨拶
  2. 自分が誰かを思い出してもらう一文
  3. 連絡の目的・要件を明確に伝える
  4. 相手にとってのメリットを添える(営業の場合)
  5. 丁寧な締めの言葉

③ 例文①:営業で久しぶりに連絡する場合(汎用・BtoB)

件名: ご無沙汰しております|○○のご案内【株式会社△△】

本文:

ご無沙汰しております。
株式会社△△の□□でございます。
以前、○○の件でご相談させていただきました際は、大変お世話になりました。

さて、このたび新たに□□向けのサービス「●●」をリリースいたしました。
貴社の○○業務にもお役立ていただけるのではと考え、ご連絡させていただいた次第です。

添付資料をご確認の上、ご興味いただけましたらお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

④ 例文②:目上の人・取引先に対する丁寧な久しぶりメール

件名:【ご無沙汰のご挨拶】株式会社○○の□□です

本文:

大変ご無沙汰しております。
株式会社○○の□□でございます。
〇月に○○の件でご挨拶させていただいて以来のご連絡となります。

その節は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
現在は○○部門にて□□の業務に携わっており、以前にも増して学びの多い日々を過ごしております。

本日はご挨拶と、今後お力添えいただきたい件があり、まずはメールにてご連絡差し上げました。
ご多忙とは存じますが、引き続きご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

⑤ 相手に思い出してもらう一文のテクニック

以下のような文言を入れることで、相手に“記憶のフック”を作れます:

  • 「◯月の展示会で名刺交換させていただきました~」
  • 「以前、○○の件でお世話になりました~」
  • 「□□社時代に○○でご一緒させていただいた~」

⑥ NG表現に要注意!こんな「久しぶりメール」は逆効果

NG例文 理由
「お久しぶりです!」 ビジネスではカジュアルすぎ。敬語「ご無沙汰~」がベター
用件だけで本文がぶしつけ 丁寧な導入がないと唐突で印象が悪い
相手に配慮のない売り込み 一方的な宣伝は信頼を損ねるリスク

⑦ 応用編:起業後に過去の取引先へ送る場合(参考)

件名:【独立開業のご報告】○○株式会社 代表取締役 △△

本文:

株式会社□□在職中に大変お世話になりました、△△でございます。
私こと、2025年○月をもって同社を退職し、○○株式会社を設立いたしました。

これまでの経験を活かし、新たに□□業務を主軸に展開してまいります。
略儀ながらメールにてご報告申し上げますとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

✅ まとめ:久しぶりメールは“誠意と配慮”で関係再構築のチャンスに

  • 「ご無沙汰しております」で始めるのがビジネスマナー
  • 相手の記憶を呼び起こす情報を文中に
  • 営業メールでも相手本位のメリット提示が大切

    「久しぶりのメール」は慎重さが求められる一方、きちんと書けば関係性を再活性化し、ビジネスにもつながります。

     

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