当記事では、コピーライターでの開業について解説していきます。
※この記事を書いている起業のミカタを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
目次
コピーライターとは?
コピーライターは、クライアント企業からの依頼を受けて、テレビ、雑誌、インターネット、ポスター、商品パッケージなどにおける、広告のキャッチコピーを考える仕事です。
通常は、コピーライターだけでなく、営業やアートディレクター、グラフィックデザイナーなどとチームを組んで仕事を進めていきます。広告主の意図にそって常に消費者にアピールする文案を作成しなければならず,文学的センスと同時に広告全般に関する広い知識が必要な職業です。
コピーライターの基本的なキャリアパス
コピーライターの基本的なキャリアパスは、まずは広告代理店や広告制作会社での勤務となりますが、フリーで働く人もいれば、ライターと兼業をしている人もいます。コピーライターになるための決まった道はありませんが、広告代理店や広告制作会社に就職し、広告について学び、経験を重ねたのちに、コピーライターとしての業務を担当するという流れが一般的です。
コピーライターは初期投資がかからず場所を選ばない仕事
コピーライターは、初期投資が入りません。必要なのはコミュニケーション能力とスキル・PC(スマートフォン)だけです。手書きのレターを書く際は、紙とペンが必要ですが、今ではほとんどパソコンで作業を行います。独立するにあたって、費用がかからず、失敗して借金を背負うリスクがない点もコピーライターの特徴です。
そしてパソコンがあれば、場所を選ばずに仕事ができます。気分転換にカフェで仕事をすることも可能ですし、海外旅行に行きながら業務が行うこともできます。更に自宅でもできる為、通勤などもないので朝起きればすぐに仕事ができます。毎朝わざわざ満員電車に乗ることもないので通勤のストレスがないのはとても素晴らしい事です。
事業として継続するには難しい!?
コピーライターは、月額で契約しない限りクライアントを獲得しなければいけません。月額の契約であれば安定した収入が得られますが、成果報酬の場合セールスコピーを書かなければ収益が発生しません。クライアントが途切れてしまい、収入が途切れてしまうケースもあります。クライアントが見つからず、安定した収入が入ってこなければ事業として行っている場合、継続は難しくなります。その為、クライアントの要望と成果を上げる事が求められていきます。事業として行っていく為には顧客のリピートとライティング作成はもちろんのこと、マーケティングについてアドバイスなどを行うことで、月々報酬を支払ってもらうような契約をする事が重要になってきます。
コピーライターでの開業にあたって必要な手続き
一般的に、法的な手続きは必要ありません。ただし、著作権などの法律知識を持つことは、将来のトラブルやクレームを避けるために熟知しておいたほうが良いでしょう。
個人事業主としてコピーライターになる場合、一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出します。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせが必要です。
法人として会社を設立する場合、定款作成、会社登記をし、法人設立届出書、青色申告の承認申請書、給与支払事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、法人設立届出書(地方税)などを提出します。
著作権には注意を!
商品や商材のキャッチコピーはその物自体が著作物として認められています。複製権や私的使用に関わる問題など、また引用などの制約事項にも注意しなければいけません。
まとめ
コピーライターは資格を必要とせず、誰でもなれる可能性のある仕事です。コピーライティングの実力ひとつで一旗上げるのも夢ではありません。そしていきなり法人設立や個人開業するよりも副業として作業を行い、ステップアップする方法もあります。