今回は「現役LPO会社社長から学ぶコンバージョンを獲るランディングページ」を読んだのでご紹介させていただきます。
※この記事を書いている起業のミカタを運営している株式会社ベクターホールディングスが発行している「起業のミカタ(小冊子)」では、更に詳しい情報を解説しています。無料でお送りしていますので、是非取り寄せをしてみて下さい。
ランディングページとは?
ランディングページとはLanding Page、「着地のページ」という意味になり、ユーザーが検索して最初に見るページのことです。マーケティングの世界ではクロージングを行う縦長の1ページのことです。
本のタイトルにあるLPOとはLanding Page Optimazation、ランディングページの最適化のことです。集客にかける予算は変わらず、見込客からの問い合わせや購入する人数を増やすことのことを言います。ランディングページを徹底的に改善し、効率的に集客することで成果を上げます。
リサーチと設計
ランディングページの作成をするのに力をそそぐべきポイントがリサーチと設計です。
ターゲットニーズリサーチ
言葉のままで、ターゲットのニーズをリサーチすることです。
・商品にどんな印象を抱いているか?
・何故購入したのか?
・その商品や類似製品への不満は何か?
といったことを調査していきます。
調査の方法は、
・お客さんに直接聞く
・検索ツールを使う
・ネットで調べる
・お金をかけて調査する
といったことがあります。検索ツールでは、サジェストを利用してキーワードからニーズを調査します。ネット検索では、Amazonを見る、Googleキーワードツールを使うなどです。
3C分析
3Cとは、Customer(市場/顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の頭文字を取っています。
市場分析
市場を分析するときはマクロ分析とミクロ分析を行います。マクロとは法改正や景気変動などの大きな社会的変化、ミクロとは業界のことを指します。
競合分析
競合分析とは、ライバル会社のビジネスの結果とその結果を出せた理由の分析です。完璧に行うのではなく、Web上で勝つための項目に絞り行います。
自社分析
市場や競合の分析をしてまとめたときに、今自分はどのポジションにいるのか比較し考えたものが自社比較です。
ペルソナ設計
ペルソナは外面と内面を考えて作ります。特に内面、「何に悩んで」「どうなりたくて」「どんな気持ちで検索しているか」といったところが、セールスや広告へのヒントとなります。
ランディングページの最適化
ランディングページの鉄板構成は以下の通りです。
喚起
ファーストビューの離脱判断は3秒。まず商品を使うとどうなるのかを呼びかけましょう。商品の特徴によってどうなるのかという連想ゲームを人の関心の中に入るまで続けてコピーを考えます。
結果
喚起したら、商品がもたらす結果に焦点を当てたコピーを書きましょう。結果を書くことでユーザーのモチベーションを上げて、心を掴んでいきます。
証拠
結果を実証しましょう。何故その結果を得られると言い切れるのか提示しましょう。信憑性を持たせるために必要で、客観的に見せることがポイントです。
共鳴
商品を使っている他のユーザーの声を載せましょう。Amazonでいうところのレビューです。商品を使った人の体験、属性をターゲットに合わせて載せましょう。
信頼
テレビや新聞の取材が入った、芸能人も愛用している、など安心に拍車をかけましょう。権威者の主張は商品の信頼へと繋がります。
ストーリー
人は感情で物を買い、理論で正当化します。商品ができるまでのストーリーや開発の思いなどを語り感情に訴えかけます。
クロージング
「今度でいい」「もう少し調べよう」などと思わせず、商品を今買わねばならない理由や絶対に損しないと言い切れる保証をつけてクロージングしましょう。
最後に、今買う理由や保証を補足しましょう。クロージングまでだとそこで満足してしまいブラウザを閉じてしまいます。
広告による集客
ランディングページができたらユーザーに見てもらいましょう。この本で一番勧められているのは広告での集客です。広告には次のようなものがあります。
・Google/Yahoo! 検索連動型広告
・リターゲティング広告
・ディスプレイネットワーク広告
・Facebook広告
・Twitter広告
・Instagram広告
・アフィリエイトを使った広告
コンテンツマーケティングによる集客
広告を出すのにはお金がかかります。集客にお金をかけたくない場合はオウンドメディアを作り、コンテンツマーケティングで集客しましょう。
コンテンツマーケティングとは、オウンドメディアで記事などのコンテンツを発信して見込客の流入を促し、商品の購入や問い合わせに繋げる方法です。コンテンツマーケティングに成功すると集客チャネルを増やすことができるようになります。
まとめ
ランディングページとひとことでいっても「誰に何を伝えたいか」しっかりと考える必要があります。「誰に」というターゲットを決めるにしても、自分が広めたい商品を欲しがっている人はどんな人でどんな悩みを解決したいからその商品をほしいと思うのか。事前の調査や分析が大事だと改めてわかりました。皆様も参考にしてみてください!