当記事では、ホームページ制作会社での開業について解説していきます。
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ホームページ制作会社の業務・ビジネスモデル
ホームページ制作会社の業務は会社によって多岐に渡ります。しかしながら主力事業は、「会社やお店、サービスのホームページを作ること」です。これがシンプルでもちろん奥が深いので様々な業種が乱立しています。
・1つのサイトを制作して、◯◯万円(ショット費用)
・月々の保守・メンテナンス料が◯◯◯◯◯円(月額費用)
といったビジネスモデルが一般的になります。単価は仕様やレベルによって様々ではありますが、安い所数十万から高額になってくると数千万になってきます。また、月毎に得ることができる保守・メンテナンス料は月額数千円から数十万円におよびます。
必要な手続き
ホームページ制作会社をつくる上で必要な国家資格や法的な届出は特に必要ありません。
個人事業主として開業する場合、一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出します。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせが必要です。
法人として会社を設立する場合、定款作成、会社登記をし、法人設立届出書、青色申告の承認申請書、給与支払事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、法人設立届出書(地方税)などを提出します。
ホームページ制作すること時の役割とは?
ホームページ制作会社で開業する場合には、個人で開業する場合と、複数の人数で開業する場合に分かれます。
ホームページを制作すること時の役割は以下になりますが、個人で行う場合には、それぞれの知識が必要になってきますし、一人で出来なくてもその分野の外注先を探すことが必要になってきます。複数の場合、以下の役割を適材適所で配置する必要があります。
・Webディレクター:お客さんのニーズを把握してWebサイトの仕様や提案を行い指示を出す人
・Webデザイナー:Webサイトのデザインを行う人です。イメージや目的に合ったデザインを考えます。
・Webエンジニア:デザイナーが作ったデザインをWeb上に表示されるようにコード(HTML、PHP)に起こす人です。別名「コーダー」とも言われます。
・サーバーエンジニア:サーバーサイドに強いエンジニアですが、簡単なホームページであればそこまで知識も不要です。
あくまで起業・開業当初はお客さんを獲得することが大切なので、営業力と提案力=発想力が必要であることは間違いありません。
著作権に対する留意点
Webサイトは、技術的な著作物として認められています。複製権や私的使用に関わる問題など、また引用などの制約事項にも注意しなければなりません。
まとめ
ホームページ制作会社は、同業他社が多いので差別化が必要になってきます。大手企業や異業種からの参入が多いため、個人で起業するには、これまで身につけてきた技術力と人脈を活かし、大手企業が進出しにくい分野を開拓することを検討しましょう。たとえば、今後増加が予想される個人需要や、比較的Web利用が遅れている中小企業に対して、きめの細かいアプローチをするべきです。