当記事では、靴磨きサービスでの開業について解説していきます。
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必要な手続き
開業にあたって必要な資格はなく、原則的に参入は自由にできます。
一般の開業手続きとして、個人であれば税務署への開業手続き等、法人であれば、必要に応じて、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災保険関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きをします。
サービス内容
現在出店している店舗のサービス内容は、汚れ落とし、ワックスがけ、艶出し、劣化防止用ケア、消毒脱臭などが主であり、所要時間は5分~30分、料金は500円~3,000円程度が一般的です。
どの店舗も、その場で磨くサービスと靴を預かって磨くサービスを実施し、時間のない顧客、靴を磨かれているのを見られたくない顧客など、様々なニーズに応えています。また、靴の丸洗い、修理までを行っている店舗もあります。
店舗を立ち上げる際は立地が重要
利用顧客のターゲットは、革靴を履くビジネスマンかキャリアウーマンです。そのため、出店立地は、駅構内の店舗や地下街、オフィスの店舗街が最適でになります。店舗の広さは5坪ほどでも営業可能ですが、従来型の靴磨きとは違うイメージを出すため個別ブースを置いた10坪以上の店舗も多いです。
最近は様々なサービス形態も
従来の靴磨きサービスは、店舗での営業やフランチャイズに加盟するケースが多かったですが、最近は、「出張」「宅配」といったサービスを行っている会社もあります。
出張サービスについては、主に経営者や外回りのセールスパースンをターゲットとして、企業や自宅に訪問して靴を磨くサービスです。一方、宅配サービスは、地方など靴磨きの店舗が近くにない顧客をターゲットとし、Webサイトから依頼すれば、宅配事業者が集荷に来てくれるサービスで、靴を磨いた後に、送り返してくれるという仕組みになります。
一般の店舗と比べて、料金の単価は上がりますが、靴は生活する上で欠かせないもので、店舗に行く必要がないという事を考えると取り入れた方がいいサービスです。
まとめ
靴磨きサービスはニーズがあり、これからもなくならないサービスですが、単価も安く、顧客側からすると「そこまでは必要ない」と思われますので、スキルと以下に付加価値をつけるかがカギになります。