シリアルアントレプレナーとは?
「連続起業家」
いくつものベンチャー事業をいくつも立ち上げる起業家(アントレプレナー)のことです。「シリアル」(serial)は「連続的な」という意味です。
シリアルアントレプレナーは、ベンチャー企業を立ち上げた後、事業を軌道に乗せることに成功すると、その事業から半ばあるいは完全に手を引き、また別のベンチャー企業の立ち上げに取り組みます。又は、事業が失敗に終わり、倒産することになった場合も、失敗を糧としてやはり次の事業をスタートするケースもあります。事業が成功して手を引く場合には、株式公開(上場)を契機として後任に経営を引き継いだり、他社に事業譲渡・売却を行ったりといったことが多いです。
近年では日本でもベンチャー企業が大きく成長したり、大手企業に買収されたりと、新規性、独自性のあるベンチャー企業を正しく評価し、積極的に投資するケースが増えています。
これは、新たな事業へのチャレンジや、起業をする上で追い風になっており、日本にもシリアルアントレプレナーが活躍しやすい環境ができてきております。
日本で代表的なシリアルアントレプレナー
近年では、日本でもシリアルアントレプレナーが何人も生まれています。日本で知られるシリアルアントレプレナーには、以下のような起業家らがいます。
家入一真氏
レンタルサーバー「ロリポップ!」の提供などで知られるpaperboy&co.の創設者。現在は、現在、CAMPFIRE代表取締役、BASE取締役、XIMERA代表取締役。
光本 勇介氏
2008年10月、ブラケット設立、代表取締役就任。最短2分でオンラインストアを作れるサービス「STORES.jp」を運営。2013年8月にZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイへ売却。2017年2月にバンクを創業し代表取締役に就任。
山田進太郎氏
1社目としてウノウを起業。写真共有サイト、映画情報サイトのほか、ソーシャルゲームを手掛けて成長し、2010年に米ゲーム大手企業Zynga(ジンガ)に売却。 2013年2月 メルカリを創業。