ビジネスの航海図!ミッション、ビジョン、バリューの役割

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起業を検討している人や大手企業に勤めていた人なら『ミッション』『ビジョン』『バリュー』という言葉を聞いたことがあると思います。しかし、『ミッション』『ビジョン』『バリュー』という言葉を理解し、使いこなせている企業は多いのでしょうか?起業して、ただ売り上げをあげたい、お金を稼ぎたいだけだと事業は行き詰ってしまいます。

今回は、何となくふわっとしたイメージになりがちな「ミッション」「ビジョン」「バリュー」について、起業家にとってどういう意味を持つのか、どういう役割を果たすのかについて解説していきます。

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会社の『軸』を作ることが大切

大体、起業するきっかけとして、「今までの経験を基に」「商売になりそうなアイデアや新しいビジネスモデルを思いついた」といったケースが多いですが、長期的にうまくいくのであれば問題ないですが、統計上、起業して10年後に残っている会社は1~2社です。当初考えていたことが継続的には続かないのです。

では、継続させる仕組みづくりなんでしょうか?それはぶれない「軸」を作ることです。例え、前述でお伝えした「思いつき」の起業でも、ぶれない「軸」に支えられていれば、多少想定外の苦難にぶちあたろうとも、それを乗り越えて事業を継続することができるのです。

『軸』を作る為のミッションとは?

では、ミッションとは何でしょうか。それは、その企業の「使命」「やらねばいけないこと」です。言い換えれば目的です。

例えば、Vector Venture Supportを運営しているスタートゼロワンでは起業・開業の1%の向上を経営理念に掲げていますが、その為にやらなくてはいけないことは「起業・開業に有益な情報提供」であり、「無料相談やセミナー」です。

皆様の会社においての「使命」「やらねばいけないこと」を、よく考えてみてください。苦しい中にあっても苦境を持ち堪え、なんとかして新たな道を切り拓いていくことができるのは、自身が何のためにそのビジネスを始めたのかという活動の「軸」となりうる「ミッション」あればこそなのです。そして、ビジョンが明確になると、そこまでにやらななくてはいけない戦略も明確になります。

『軸』を作る為のビジョンとは?

 
ビジョンとは、企業の「なりたい姿」「目指す姿」「あらねばならない姿」です。言い換えれば目標であり、目指すべき方向性です。

「ビジョン」を持つとはすなわち、中期的なめざす姿を描くことで、例えば「起業から数年後の自社のあるべき姿をより具体的に表現しイメージする」ことです。全社の夢と希望を表現した自社の目標になりますので、これに向かって全社一丸で体制作りができ、会社が苦境や困難に遭遇した時にも大きな効果を発揮する事が出来ます。

(参考記事)『ビジョン』目標設定の立て方とは?

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『軸』を作る為のバリューとは?

バリューとは価値、価値基準のことです。組織や企業に所属するメンバーにとっては価値基準が明確化されることで、将来(ビジョン)に向かうことができ、さらにミッションの実現につながります。

また行動基準になりますので、ミッションやビジョンよりも、より理解しやすい具体的な内容であることが求められるのです。メンバーは「自社の価値基準をもと行動する」ことなり、企業が与えたい価値を顧客に提供していきます。

『ミッション・ビジョン・バリュー』のゴールとは?

ミッションを実現することは非常に困難なことですので、その第一歩として戦略を立てながら、バリューを提示しつつ、ビジョンの実現へと結びつけます。つまり、ミッション・ビジョン・バリューの中では、ビジョンがひとつの目的であり、ゴールです。リーダーが明確でわかりやすいビジョンを示すことができれば、メンバーの行動や意欲が上がります。

その上で、組織内で大切にしている価値観を共有して目標であるビジョンの実現、ゴールへ向けて結束し活動できるのです。
 

まとめ

「ミッション」と「ビジョン」「バリュー」の構築は会社経営者の仕事です。「ミッション」と共に「ビジョン」そして「バリュー」がセットで、起業するその段階でしっかりと自分の頭の中に確立されていれば、ちょっとやそっとでは折れない起業を立ちあげられます。

有名企業には必ず「ミッション」や「ビジョン」「バリュー」がHP等に記載されています。その企業の事業の行いをイメージしながら「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を確認するとよりイメージをすることが出来ますので、有名企業の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」参考にしてみてください。

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