当記事では、事務代行での開業について解説していきます。
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事務代行の仕事内容とは?
事務代行は、経理・総務・人事・広報・法務・営業事務といった、多くの分野の業務を代行することで、収入を得る業種になります。
事務的な仕事として多いのは、データ入力です。商品の出品登録や案内文などのテキスト作成など、その内容は幅広く多岐にわたります。また、SNSの運用や画像の作成・加工などの仕事もあり、初めての方でも取り組みやすいものが多くあります。
必要資格
基本的に必要な資格はありませんが、社会保険申告業務、税務申告等が必要な場合には、社会保険労務士、税理士等の業務でありますので資格が必要になります。但し、記帳のみを代行することは資格がなくても可能になります。
開業する場合の手続き
個人事業主として行う場合、一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出します。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせが必要です。
法人として会社を設立する場合、定款作成、会社登記をし、法人設立届出書、青色申告の承認申請書、給与支払事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、法人設立届出書(地方税)などを提出します。
開業資金
資金は100万以下でも開業することが出来ます。事務所の電話やFAX、パソコン等があればよいので、多額の設備資金は必要としませんが、情報セキュリティ対策に関する投資は必須です。開業時は、ホームページ開設、斡旋エージェントへの登録、広告宣伝費用などが主な出費となります。
まとめ
事務代行は、企業の重要情報を預かる仕事人ありますので、立ち上げ当初の受注は困難が予想されます。知り合いの会社に営業して行くなど、最初は顔見知りにお願いし、実績を積み上げることが必要です。その後、その実績をホームページやクラウドソーシングサービス(ランサーズなど)に載せてアピールし、新しい顧客の獲得につなげていきましょう。
また、いきなりたくさんのメニューを作らず、まずは簡単にできることから始め、徐々に広げていく方が負担も少ないです。知り合いのお客様のリクエストを聞きながら、メニューを作っていきましょう。