最近、自分の好きなこと、やりたいことで無理せず小さく事業を始める「プチ起業」を行う子育てママや専業主婦、そして子育てをひと段落して新たに自分の好きな事を始める女性が増えてきています。
今回は、女性の「プチ起業」にお勧めの仕事の種類をご紹介します。
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目次
「プチ起業」とは?
「プチ起業」とは小さな事業を立ち上げ、企業に雇用されない自由なライフスタイルと、既存の概念にとらわれない自由な発想で展開する、いわゆる「起業」ともタイプの異なる働き方です。近年、この「プチ起業」という働き方を選ぶ女性が増えています。
特徴としては、「働く=収入を得ること」にとどまらず、事業に「意義」を求めるのが「プチ起業」の大きな特徴です。「地域と共存」「社会貢献」「自己実現」「社会とのつながり」などを重要視し、たとえ大きく成長しても、その「意義」を追求し続ける傾向があります。
「プチ起業」がもたらすものとは?
女性は、結婚、出産、育児、介護などさまざまな理由から、自分の思い描くキャリア形成が難しい人が多いようです。そうした状況のなかで、孤独や不安を感じたり、体調を崩す方が少なからずいるのが現状です。「プチ起業」という手段で働くことを通じて自分らしく生きるすべを見つけることは自然な流れといえるでしょう。
起業した人や事業が成功を収めることはもちろん重要ですが、事業の成長だけが「成功」のカタチではないといえるます。 「プチ起業」を選択肢し、「自分らしい」働き方を実現する人が増えることは、社会全体に多くの利益をもららしてくれます。
「プチ起業」にお勧めの仕事とは?
自身の趣味や特技を活かすことができ、家事や育児と両立しながらできる「プチ起業」の代表的な5つの仕事をご紹介します。
サロン
ネイルサロン、エステサロン、カイロプラクティックなど、自宅でもでき、元々その分野で働かれていた方が行うケースが多いです。
未経験者でも、フランチャイズであれば技術習得後の開業準備や、その後の運営についてもアドバイスがもらえるなど、サポートが充実していることが多いです。
ネットショップ
自身でネットショップを作るか、楽天やアマゾンなどのショッピングモールに出店し、商品を販売します。最近では、インターネットが苦手な女性でも簡単にネットショップが開設できるようになり、ネットショッピングの利用者も増えているので、この起業形態を選択する女性が増加しています。
出品する商品としては、雑貨、アクセサリー、洋服、育児グッズ販売などが代表的で、既製品を仕入れて販売するケースと、手作り品(自作)を販売するケースがあります。
その他、手軽さが特長のメルカリなどのフリマアプリに出品している人も増加しています。
教室・講師関連
自宅または貸スペースなどで教室や講座を開催し、生徒に教えたり、資格の講師を養成したりします。資格関連のフラワーアレンジメント、アロマ、整理収納アドバイザー、ベビーマッサージヨガや、教室関連の知育、料理教室、学習塾、英会話教室、音楽教室、各種セミナー講師などが挙げられます。
自分が元々やってきたことや得意なことを活かして起業するケースと、民間の資格を取得して起業するケースがあり、ママ向けの教室では、講師が子育てアドバイザー的な役割を果たすケースや、教室が地域のママのコミュニティのようになっていることもあります。
コンサル・カウンセリング関連
専門知識を活かしたビジネスコンサルティングや、育児や人生に関わる悩みに対してカウンセリングをします。
職種としては、ビジネスコンサルタント、心理カウンセラー、占い、結婚相談などが挙げられます。
在宅ワーク
自身のスキルを活かし、在宅で仕事をする形です。最近では働き方改革やクラウドソーシングの発展により、在宅でも仕事がしやすくなりました。
職種としては、ライター、デザイナー、イラストレーター、アパレルの縫い付けなどが挙げられます。その他近年では、クリエイティブな仕事だけではなく、事務アシスタント的な在宅ワークも増えてきています。
女性『プチ起業』の選び方のポイントとは?
では「プチ起業」をするにあたり、何を基準に選べばよいのでしょうか?何をするか選ぶ際のポイントについてご紹介します。
自身のライフワーク(ライクスタイル)にあっているものなのか
女性の働きには、結婚、出産、育児などのライフイベントが密接にかかわってきます。そのようなイベントを見据えたうえで無理なく続けることが出来るかがポイントになります。
過去の経験を活かす
自分の好きなことで起業する程甘くありません。「プチ起業」といえども、特に資金を多く使わなくてはいけない事業を行う際には、きっちり利益を見込んだ事業を行う必要があります。
今までの経験を活かす方が、起業もスムーズにいき、経験やノウハウがありますので、軌道に乗りやすくなります。
その他、経験がある同じ業種だけでなく、関わっていた取引先など、仕事内容がわかっている仕事を活かすという方法もあります。
資金の確保ができるか
お金や手間がかからない事業であれば必要ないですが、例えば賃貸マンションを借りてサロンを開業する場合や在庫を多く抱える事業は、結構な資金が発生します。
いくら「プチ起業」といえども、事前に事業計画を立てて、運転資金が足りるのか、設備資金は必要なのか見積もっておくことは必要です。
初期費用はできるだけ少なく
賃貸マンションを借りたサロンやカフェなどの場合は、設備や材料費なども必要になってきます。初期費用はできるだけ少なく抑えることが理想的ですので、最低限必要なものを厳選するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「プチ起業」は一般的な起業とは異なり、ライフスタイルに合わせて空いた時間で行うという意味合いが強いです。そのため、家事、育児などで仕事の時間が安定してとれない状態にある女性でも始めやすいです。仕事の労力とリスクを確認しながら少しづつ事業として拡大していくことを目指していきましょう。